アテロカット(DCA・方向性粥腫切除)とは|しくみ・使い分けを図解

DCA 方向性冠動脈粥腫切除 PCI
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アテロカット(ATHEROCUT)は、方向性冠動脈粥腫切除術(DCA:Directional Coronary Atherectomy)に使うデバイスです。ロータブレーターが石灰化を「削って粉にする」のに対し、DCAはプラークを狙った方向だけ切り取って体外へ回収するのが特徴です。
DCAのしくみ(偏心性プラークを方向を決めて切除・回収)

DCAのしくみ

カテーテル側面の開口部(窓)とカッターを、反対側のバルーンで病変へ押し付け、はみ出したプラークをカッターで切り取ってノーズコーンに収めます。偏心性(片側に偏った)プラーク分岐部の入口など、狙った部分だけ減量したいときに向きます。

製品仕様(参考)

仕様ATHEROCUT
カッターDLCコーティング
最大外径1.95mm(0.077inch)
ハウジング開口部長9mm
対応血管径3.0-4.4mm
ノーズコーン容積0.032mL
GCサイズ7Fr以上(推奨8Fr)
MDU回転数6000回転/min
サイズ適応血管径(mm)
S3.0-3.4
M3.5-3.9
L4.0-4.4

ほかのアテレクトミーとの違い

石灰化が硬いならロータブレーター、血栓や通過困難ならELCA、偏心性プラークを回収したいならDCA、と病変の性状で使い分けます。性状評価にはIVUSが役立ちます。

参考・出典

・日本循環器学会ほか「安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版)|方向性冠動脈粥腫切除術(DCA)(73頁)」(アテレクトミーデバイス)
仕様・適応は製品・病変により異なり、標準的な紹介です。
・メーカー公式:ニプロ「ATHEROCUT(アテレクトミーデバイス)」(医療従事者向け)

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