甲状腺疾患の要点

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柱は内分泌疾患のうち肥満になるのはどれかと、カルシウム・リンを動かすホルモンの向きです。どちらも上げるか下げるかだけで決まります。 → 甲状腺疾患の過去問と解説

① 肥満になるのは2つだけ(第32回15)

疾患過剰・不足するもの体重
クッシング症候群コルチゾール過剰中心性肥満
インスリノーマインスリン過剰低血糖・過食で肥満
甲状腺機能亢進症甲状腺ホルモン過剰代謝亢進で体重減少
褐色細胞腫カテコラミン過剰代謝亢進で体重減少
アジソン病副腎皮質機能低下体重減少
判断の軸は「代謝を上げるホルモンか、ため込ませるホルモンか」です。甲状腺ホルモンとカテコラミンは代謝を上げる=痩せるコルチゾールとインスリンはため込む=太る——この2グループに分ければ迷いません。

間違えやすいのは甲状腺機能亢進症です。ホルモンが「過剰」なので太りそうに見えますが、代謝が上がるので体重は減ります。向きが直感と逆になる代表例です。

② Caとリンを動かす3つのホルモン(第29回午後14)

ホルモンカルシウムリン
副甲状腺ホルモン(PTH)上昇低下
活性型ビタミンD上昇上昇
カルシトニン低下低下方向
正しい組合せは「副甲状腺ホルモン ─ Ca上昇とP低下」です。

PTHだけがCaとPで向きが逆になるのが特徴で、これは腎臓からのリン排泄を促すためです。活性型ビタミンDはCa・Pをともに上げるので、ここで区別がつきます。

覚え方は「PTHはCaを上げてPを捨てる。ビタミンDは両方上げる。カルシトニンは下げる」——3つを一列に並べておけば、どの組合せで聞かれても照合できます。

関連:副甲状腺疾患の要点

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