① 3つのホルモンの向き(第29回14)
| ホルモン | 血中カルシウム | 血中リン |
|---|---|---|
| 副甲状腺ホルモン(PTH) | 上昇 | 低下 |
| 活性型ビタミンD | 上昇 | 上昇 |
| カルシトニン | 低下 | 低下 |
3つのうちPTHだけがCaとリンで向きが逆——ここが唯一の区別点になります。活性型ビタミンDは両方上げる、カルシトニンは両方下げるので、向きが揃っている2つと、揃っていないPTHで分かれます。
間違えやすい点は、PTHと活性型ビタミンDがどちらもCaを上げることです。Caだけを見ると区別がつかないので、リンがどちらに動くかで決める——この手順で読むと確実です。
② 機能低下症でテタニーが出る理由(第31回15)
副甲状腺機能低下症の合併症として問われ、答えはテタニー症状です。①の表からそのまま導けます。PTHは血中カルシウムを上げるホルモン——その働きが低下すれば血中カルシウムは下がり、低カルシウム血症によるテタニーが出る、という筋道です。
ホルモンの働きを覚えておけば、機能亢進症でも低下症でも、症状を自分で組み立てられます。低下症なら「そのホルモンがやっていたことの逆が起きる」と考えます。
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