高気圧治療装置

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高気圧治療装置について

高気圧治療装置

29–66 高気圧酸素治療の適応となる疾患はどれか。
a.減圧症
b.突発性難聴
c.中耳炎
d.自然気胸
e.腸閉塞
1.a、b、c 2.a、b、e 3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e


a.減圧症は救急適応疾患
b.突発性難聴は救急適応疾患
c.中耳炎は禁忌
d.自然気胸は禁忌
e.腸閉塞は救急適応疾患
正解2



31—65 高気圧酸素治療における加圧時に発症する合併症はどれか。
a.皮下気腫
b.急性動脈ガス塞栓
c.滲出性中耳炎
d.鼓膜損傷
e.副鼻腔障害
1.a、b、c 2.a、b、e  3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e

a.皮下気腫は陽圧式人工呼吸器の合併症。損傷した気菅から漏れた空気が皮下に貯留した状態
b.急性動脈ガス塞栓は減圧に伴い血中の溶存気体が気泡化することで発症
c.滲出性中耳炎は高圧により内耳と外耳道の圧力差によって中耳に滲出液が溜まり発症する合併症。
d.鼓膜損傷は高圧により内耳と外耳道の圧力差によって鼓膜が損傷する合併症。
e.副鼻腔は鼻腔とつながる骨組織に囲まれた空間で、鼻粘膜の膨張などがあると閉鎖された空間となるため気圧外傷が発生する合併症。
正解5

30-65 高気圧酸素治療で 2 気圧に加圧した場合の装置内の分圧について、正しい のはどれか。
a.空気加圧の第1 種治療装置では、酸素分圧は 520 mmHg
b.酸素加圧の第1 種治療装置では、酸素分圧は 1,520 mmHg
c.空気加圧の第2 種治療装置では、酸素分圧は 319 mmHg
d.酸素加圧の第1 種治療装置では、窒素分圧は 0 mmHg
e.空気加圧の第2 種治療装置では、窒素分圧は 912 mmHg
1.a、b、c 2.a、b、e  3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e


a.第1 種治療装置は酸素加圧。
b.酸素加圧の第1 種治療装置では、酸素分圧は 1,520 mmHg 正しい。
c.空気加圧の第2 種治療装置では、酸素分圧は 319 mmHg 正しい。
 1520mmHg(2気圧) x 0.21(酸素濃度21%) = 319mmHg
d.酸素加圧の第1 種治療装置では、窒素分圧は 0 mmHg 正しい。
e.空気加圧の第2 種治療装置では、窒素分圧は 912 mmHgではなく、1201mmHg
 1520mmHg(2気圧) x 0.79(窒素濃度79%) = 1201mmHg
正解4

30—69 第 1 種装置を使用した高気圧酸素治療の禁忌はどれか。
a.コントロール不良の気管支喘息
b.重篤な不整脈
c.自然気胸
d.開腹手術の術後
e.中耳炎の既往
1.a、b、c 2.a、b、e  3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e



a.コントロール不良の気管支喘息は禁忌
b.重篤な不整脈は禁忌
c.自然気胸は禁忌
d.開腹手術の術後は禁忌ではない。
e.中耳炎の既往はコントロール可能であれば禁忌ではない。
正解1


32-68 高気圧酸素治療の効果で正しいのはどれか。
a.含気組織の膨張
b.創傷治癒の促進
c.末梢組織の酸素化
d.好中球活性の上昇
e.心拍出量の増加
1.a、b、c 2.a、b、e  3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e



a.末梢血管の収縮効果、リンパドレナージも促進されるといわれており、浮腫も起こりにくい。気体自体も高気圧環境下で圧縮されるため膨張は考えられない。
b.創傷治癒のために繊維芽組織によるコラーゲン合成が必要であり、コラーゲン合成には酸素が不可欠となる。虚血組織への酸素供給され創傷治癒促進する。正しい。
c.末梢組織の酸素化される。正しい。
d.好中球活性の上昇は正しい。
e.末梢血管収縮するため、心拍出量は増加しない。
正解4




32—63 高気圧酸素治療の生体に対する作用で誤っているのはどれか。
1.酸素毒性の発現
2.溶解型酸素の増加
3.結合型酸素の増加
4.一酸化炭素の排出促進
5.不活性ガスの排出促進

1.酸素毒性の発現 正しい。
2.溶解型酸素の増加 正しい。
3.結合型酸素はほぼ同数値になる。
4.一酸化炭素の排出促進 正しい。
5.不活性ガスの排出促進 正しい。
正解3

33-65 高気圧酸素治療の生体に対する作用で正しいのはどれか。
a.気体圧縮効果
b.活性酸素の増加
c.溶解型酸素の増加
d.活性窒素の排出促進
e.二酸化炭素の排出促進
1.a、b、c 2.a、b、e  3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e


a.気体圧縮効果(ボイルの法則) 正しい。
b.活性酸素の増加 正しい。
c.溶解型酸素の増加(ヘンリーの法則) 正しい。
d.活性窒素の排出促進の報告はない。
e.二酸化炭素の排出は呼吸回数、換気量増加によって排出促進する。

正解1
33—66 高気圧酸素治療の適応でないのはどれか。
1.減圧症
2.ガス塞栓
3.酸素中毒
4.ガス壊疽
5.コンパートメント症候群


1.減圧症 正しい。
2.ガス塞栓 正しい。
3.酸素中毒は高気圧酸素治療の副作用。
4.ガス壊疽 正しい。
5.コンパートメント症候群 正しい。
正解3

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