薬物の投与・吸収・排泄

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医学概論 臨床工学に必要な医学的基礎 薬理学の基礎 薬物の投与・吸収・排泄について

薬物の投与・吸収・排泄

28-4 薬物について正しいのはどれか。
a.脳には全身循環から薬物が移行しやすい。
b.直腸内投与の方が経口投与よりも効果発現は早い。
c.血漿蛋白と結合したものは薬理作用をもたない。
d.生体内利用率とは経口投与薬物のうち全身を循環する薬物の割合を示す。
e.生物学的半減期は投与薬物が血中から消失するまでの時間の1/2の時間である。
1.a、b、c 2.a、b、e  3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e




a.正しい。血液脳関門(BBB)により制限される。
b.正しい。薬効発現時間:静脈内注射>直腸内投与>筋肉内注射>皮下注射>経口内服
c.血漿蛋白と結合したものは薬理作用をもたない。は正しい。
d.生体内利用率とは経口投与薬物のうち全身を循環する薬物の割合を示す。は正しい。
e.生物学的半減期は血中の薬物濃度が半分に減少するのに要する時間。
正解4



30-4 高齢者の薬物治療について誤っているのはどれか。
1.薬物誘発性低血圧が生じやすい。
2.肝での薬物代謝が低下している。
3.脂溶性薬物の半減期が短縮する。
4.水溶性薬物の血中濃度が上昇する。
5.ベンゾジアゼピン系薬物への感受性が高い。
正解3

30-4 ある投与薬物の生物学的半減期の 3 倍の時間が経過したとき、その薬物の血中濃度は投与後ピーク値の何倍になるか。
1/3
1/4
1/6
1/8
1/9

正解4

31-4 血液中に移行する前に肝臓で代謝を受ける(初回通過効果がある)薬剤の投与方法はどれか。
1.舌 下
2.経 口
3.吸 入
4.直腸内
5.静脈注射
正解2

33-5 薬物血中濃度モニタリングの必要性が低いのはどれか。
1.薬物の有効血中濃度の範囲が狭い。
2.薬物の体内動態における個人差が大きい。
3.薬物血中濃度の治療域と中毒域が大きく離れている。
4.薬効と副作用が薬物の血中濃度と強く相関する。
5.腎障害のある患者に薬物を投与する。

1.薬物の有効血中濃度の範囲が狭い。必要性あり。
2.薬物の体内動態における個人差が大きい。必要性あり。
3.薬物血中濃度の治療域と中毒域が大きく離れている。必要性が低い。薬物血中濃度の治療域と中毒域が近い場合は血中濃度モニタリングが有用。
4.薬効と副作用が薬物の血中濃度と強く相関する。必要性あり。
5.腎障害のある患者に薬物を投与する。必要性あり。
正解3

33—4 正しい語句の組合せはどれか。
薬物 A の繰り返し投与によって耐性が生じた状態では、
薬物 A を代謝する酵素の誘導合成は(1)、薬物 A の排泄は(2)。
1.1増加して 2増加する
2.1低下して 2低下する
3.1不変で 2低下する
4.1低下して 2増加する
5.1増加して 2低下する

正解1
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