冠動脈ステントとは|DES・BMSの違い・再狭窄・DAPTをわかりやすく解説

冠動脈ステント PCI
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冠動脈ステントは、狭くなった冠動脈を内側から支える金属メッシュの筒です。バルーンで拡張して血管壁に密着させ、留置したまま血流を保ちます。このページでは、BMSとDESの違い・再狭窄・ステント血栓症・DAPTまで、臨床工学技士の視点でわかりやすくまとめます。
BMSとDESの違い

ステントとは

バルーンだけの拡張(POBA)では、血管が縮んで戻る(リコイル)や解離が起きやすい問題がありました。ステントを留置することで血管を機械的に支え、急性閉塞やリコイルを防ぎます。

BMSとDESの違い

BMS(ベアメタルステント):金属のみのステント。再狭窄が比較的多い。
DES(薬剤溶出性ステント):表面から再狭窄を抑える薬剤を溶出。再狭窄を大幅に減らし、現在の主流

代表的な2つの合併症

ステント内再狭窄(ISR):内膜が増殖して再び狭くなる。DESで大きく減少。再狭窄にはDCB(薬剤コーティングバルーン)が使われることもあります。
ステント血栓症:ステント内に血栓ができ急に詰まる(重篤)。予防に抗血小板薬が重要。

DAPT(抗血小板薬2剤併用)

ステント血栓症を防ぐため、アスピリン+P2Y12阻害薬によるDAPTを一定期間行います。期間は病態・出血リスク・ステントの種類などで調整されます。
参考:日本循環器学会のガイドライン(冠動脈疾患・抗血栓療法)等。
・日本循環器学会「安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版)|薬剤溶出性ステント(71頁)

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