DCB(drug-coated balloon)
DCB(drug-coated balloon):薬剤コーディングバルーン薬剤被覆バルーン、薬剤塗布バルーン、薬剤溶出性バルーンとも言われたりします。 SeQuent Please

約30秒バルーン拡張して血管壁に移行させている。
単なるバルーン拡張より再狭窄予防に優れる。
薬剤溶出性ステントDESと比較した臨床試験では、ステント再狭窄病変、 3mm以下の小血管で同等の成績が報告されている。
DES群はステントの厚さで内腔が狭くなること、ポリマーによる血管壁の炎症が生じること、 ステントfractureが生じること、などの欠点があるが、DCB治療ではステント不向きの病変に使用でき、何度でも治療可能であること、などの特徴がある。
DCB(薬剤コーティングバルーン)とは
DCB(Drug-Coated Balloon)は、バルーンの表面に再狭窄を抑える薬剤(パクリタキセル)をコーティングしたカテーテルです。病変部でバルーンを拡張すると、薬剤が血管壁に移行して内膜の増殖(再狭窄)を抑えます。金属のステントを体内に残さない(leave nothing behind)のが最大の特徴です。
主な適応
冠動脈では次のような場面で使われます。・ステント内再狭窄(ISR):DCBが最も確立した適応。
・小血管(small vessel):細い血管でステントを避けたいとき。
・分岐部の側枝など、ステントを置きにくい/置きたくない病変。
使い方のポイント(前拡張が重要)
DCBは「しっかり前拡張してから使う」のが鉄則です。通常のバルーンで十分に前拡張し、大きな解離がない・残存狭窄が小さい(目安として30%未満)ことを確認してから、DCBを一定時間(おおむね30〜60秒)拡張して薬剤を移行させます。前拡張が不十分だと効果が落ちます。ステントとの違い
金属を残さないため、将来の再治療や分岐部での自由度が高く、抗血小板薬2剤併用(DAPT)の期間を短くできる場合があります(期間は病態により異なります)。一方で、大きな解離が残る場合はステントが必要になります。参考
日本循環器学会/CVIT(日本心血管インターベンション治療学会)の指針等。添付文書
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/md/PDF/530100/530100_30200BZX00085000_A_01_01.pdf関連記事(PCI手技)
冠動脈の解剖と分類/シース/シース挿入/ガイディングカテーテル/止血デバイス/TRバンド/FFR/IVUS————————————-
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