電磁放射線の要点

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電離作用と透過力は逆向き感受性の高い組織はどれか単位の取り違え——この3つで決まります。 → 電磁放射線の過去問と解説

① 電離作用が強い放射線ほど、遠くまで届かない(第32回午前86・第33回午後86)

両年で問われた核心はここです。電離作用の強さと透過力(到達深度)は逆向きになります。
比較電離作用到達深度・透過力
α線強い小さい
X線弱い大きい
中性子線 と 陽子線中性子線のほうが大きい
言い換えると「X線はα線より電離作用が強い」は誤り/「X線はα線より到達深度が大きい」は正しい。逆に「α線はX線より組織到達深度が大きい」も誤りです。同じ内容を裏返して出してくるので、α=強く電離するが止まりやすい、X=弱いが深く入ると1組で覚えます。

中性子線が陽子線より透過力が大きいのは、中性子には電荷がないからです。電荷がないほど深く入るという同じ理屈で説明できます。

② 電磁放射線と粒子放射線、電荷の有無(第33回午後86)

分類と電荷は、誤りの選択肢として繰り返し出ます。

陽子線は電磁放射線ではなく粒子放射線——「陽子線は電磁放射線である」は誤りです。
γ線は電荷をもたない——「γ線はマイナスの電荷をもつ」は誤りです。

電磁放射線はX線・γ線粒子放射線はα線・陽子線・中性子線という線引きで押さえます。

③ 放射線感受性が高い組織(第32回午前86・第33回午後86)

これも両年に登場します。高いのは骨髄・生殖腺、低いのは皮膚・心筋です。
比較正しい向き
皮膚 と 骨髄骨髄のほうが高い(組織荷重係数 骨髄0.12>皮膚0.01)
心筋 と 生殖腺生殖腺のほうが高い
どちらも「皮膚が骨髄より高い」「心筋が生殖腺より高い」という向きで誤りの選択肢に化けます骨髄と生殖腺が高感受性の代表と覚えておけば両方さばけます。

④ 単位の取り違えが最大の注意点(第32回午前86)

照射線量の単位はC/kgです。Bq(ベクレル)は放射能の単位なので、「照射線量の単位はBqである」は誤りになります。

あわせて線量当量は組織の放射線感受性が考慮されている(正しい)も同じ問題に出ています。「当量」とついたら組織の重みが入っていると結び付けておきます。

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