電流密度の要点

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問われるのは生体の電気特性です。導電率の大小周波数を上げたときの向き分散の呼び名——この3つで決まります。 → 電流密度の過去問と解説

① 導電率の大小は「水分が多いほど高い」(第31回午後85・第33回午前85)

両年とも、正解を決めたのは導電率の比較でした。
比較正しい向き
血液 と 肝臓血液のほうが高い
皮下脂肪 と 肝臓皮下脂肪のほうが低い
間違えやすいのは皮下脂肪のほうです。「皮下脂肪の導電率は肝臓より高い」は誤りの選択肢——脂肪は導電率が低い組織です。血液>肝臓>脂肪という並びで押さえれば、どちらの組合せで聞かれても答えられます。

あわせて血液の導電率には温度依存性がある(正しい)も同じ問題に出ています。

② 周波数を上げると「導電率は上がる・感受性は下がる」(第31回午後85)

向きが逆の2つが同じ問題に並ぶので、セットで覚えます。

周波数の増加とともに導電率は上昇する
周波数が高い電流ほど電気的感受性は低下する

この年の正解は「周波数の増加とともに導電率は低下する」が誤りだから、というものでした。導電率は上がる/感受性は下がる——上下が食い違う点が最大の注意点です。

③ 数値と用語はそのまま覚える

残りは正しい選択肢として繰り返し出るものです。そのまま暗記で構いません。

細胞膜の電気容量は1cm²あたり1μF程度
骨格筋は大きな電気的異方性を示す(線維の向きで電気の通りやすさが変わる)
β分散は細胞の組織構造に依存する
γ分散は水分子の緩和現象に起因する
静止電位は細胞内外のイオン濃度差による

分散はβ=細胞の構造、γ=水分子の対応だけ取り違えないようにします。

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