iFRとは|FFRとの違い・0.89カットオフをわかりやすく図解

iFR 安静時 圧指標 PCI
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iFR(instantaneous wave-free ratio:瞬時血流予備量比)は、冠動脈の狭窄が本当に血流を妨げているか(機能的に重要か)を調べる指標です。FFRと同じ目的ですが、アデノシンなどの充血薬を使わず、安静時の圧だけで測れるのが最大の違いです。
FFRとiFRの比較(FFRは充血下≤0.80、iFRは安静時≤0.89が治療対象)

iFRのカットオフ

iFRは心拍のうち抵抗が安定する「wave-free period」の末梢圧÷大動脈圧で計算します。一般に0.89以下で機能的に重要な狭窄(治療対象)、0.90以上は治療を見送る目安です。大規模試験でFFR基準の治療と成績が同等と示されています。

FFRとの使い分け

FFRはアデノシンで最大充血を作って測るため精度が高い一方、薬の準備や患者の負担(胸部不快感など)があります。iFRは薬が不要で手軽です。両者を組み合わせ、iFRがグレーゾーン(おおむね0.86〜0.93)のときだけFFRを追加する使い方(ハイブリッド)もあります。FFRの詳細はFFRとはのページをご覧ください。

参考・出典

・日本循環器学会ほか「安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版)|侵襲的虚血評価(FFR/iFR)(15頁)」(機能的虚血評価)
カットオフは標準的な目安で、施設・病態により判断は異なります。

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