① 原因を3つに仕分ける表(第32回午後18・第33回午後16)
| 病型 | 原因 | 起きていること |
|---|---|---|
| 腎前性 | 出血 | 循環血液量が減り腎血流が低下する |
| 出血性ショック | ||
| 腎性 | 高カルシウム血症 | 腎実質を障害する |
| 横紋筋融解症 | ミオグロビンによる尿細管壊死 | |
| 造影剤 | 尿細管障害 | |
| 溶血性尿毒症症候群(HUS) | 糸球体・微小血管障害 | |
| 腎後性 | 尿管閉塞 | 尿路の閉塞 |
| 両側性尿路結石 |
② 間違えやすいのは造影剤と横紋筋融解症
2年とも狙われたのが造影剤です。「腎後性」と組ませた選択肢が誤り——造影剤腎症は尿細管障害による腎性です。外から入れるものだから出口の問題と考えると間違えるので、造影剤は腎臓の中を傷めている=腎性と押さえます。横紋筋融解症も同じ理屈です。筋肉の病気なので腎臓の外に見えますが、流れ出たミオグロビンが尿細管を壊すので腎性になります。
仕分けの軸はこうです。腎臓に届く血が減っているなら腎前性、腎臓の組織そのものが壊れているなら腎性、できた尿が出ていけないなら腎後性。原因の場所ではなく、腎臓のどこが困っているかで決めるのがポイントです。

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