胆道疾患の要点

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問われるのは胆嚢疾患について正しいのはどれか。正解は胆石が胆嚢癌の危険因子であるという1点です。 → 胆道疾患の過去問と解説

① 正しいのは1つだけ(第32回午後20)

胆石(胆嚢結石)は胆嚢癌の危険因子である——これが正解です。残りの4つはすべて誤りで、どこがずれているかが決まっています。
誤りの選択肢正しくは
胆嚢内結石はほとんどが手術の適応である無症状なら経過観察が基本。すべてが手術適応ではない
胆石の疝痛発作は空腹時に出現する脂肪食後など食後に誘発されやすい
胆管内の結石の診断は腹部X線で行う胆石の多くはX線陰性超音波やMRCPで診断する
胆嚢炎の原因は血行性感染である多くは胆嚢管への結石嵌頓による閉塞・胆汁うっ滞

② 誤りの4つは「胆石が主役」で説明がつく

4つの誤りは、胆石という一つのテーマから枝分かれしています。

いつ痛むか——胆嚢は脂肪を食べたときに収縮するので、発作は食後に起こります。空腹時ではありません。
どう写すか——胆石の多くはX線に写らない(X線陰性)ので、腹部X線ではなく超音波やMRCPを使います。
なぜ炎症が起きるか——結石が胆嚢管に詰まって胆汁がうっ滞するのが主な原因で、血流に乗って菌が来るわけではありません。
全部切るのか——症状がなければ経過観察が基本です。

胆石は「食後に痛み、X線には写らず、詰まって炎症を起こし、長い目では癌の危険因子になる」——この一文にまとめておけば、4つの誤りと1つの正解が同時にさばけます。

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