医用電気システムの安全基準(JIS T 0601-1-1)

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医用電気システムの安全基準(JIS T 0601-1)について紹介します。

医用電気システムの安全基準(JIS T 0601-1)

29—41 JIS T 0601-1:2012 で規定する保護接地線インピーダンス測定方法について誤っているのはどれか。
1.無負荷時の試験用電圧は 6 V 以下を用いる。
2.試験用電源の周波数は 50 Hz または 60 Hz を用いる。
3.試験用電流は 15 A を用いる。
4.保護接地線に最大電流を 5 〜10 秒間流す。
5.電圧降下法によりインピーダンスを算出する。

JIS/IECの保護接地接続(PE)のインピーダンス試験は、
無負荷電圧 6V以下
周波数 50/60Hz
試験電流は “25A” または “最大定格電流の1.5倍” の大きい方(±10%)
5〜10秒間流す
電圧降下(V)を測って V/I でインピーダンス算出

電流「15A」と③=誤り

正解3

31—38 非接地配線方式の絶縁監視装置の警報が鳴ったときに、考えられるのはどれか。
a.地絡が発生した。
b.接地分岐線が断線した。
c.絶縁抵抗が 100 kΩ 以上になった。
d.負荷の消費電流の合計が 20 A を超えた。
e.多数の ME 機器が使用されていた。
1.a、b 2.a、e 3.b、c 4.c、d 5.d、e

a 地絡が発生 → IMDがfirst faultとして警報(典型)
b 接地分岐線断線:IMDの本体は“対地絶縁(インピーダンス)低下”の監視で、断線そのものは別系統の問題になりやすい
c 絶縁抵抗が100kΩ以上:むしろ良い方向(警報方向と逆)
d 負荷電流20A超:それは過電流・遮断器の話で、IMD警報の本体ではない
e ME機器多数使用 → 静電容量・漏れが累積して閾値超え → 警報(これも典型)
正解2

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