合言葉は
「吐けないのが閉塞性、ふくらまないのが拘束性」。COPDは
「吐けない→溜まる」で全部の向きが決まります。 →
閉塞性肺疾患の過去問と解説
① 閉塞性か、拘束性か(仕分けの表)
| 型 | 検査値 | 疾患 |
|---|
| 閉塞性=吐けない | 1秒率(FEV1.0%)が低下 | COPD(肺気腫)・気管支喘息発作 |
| 拘束性=ふくらまない | %VCが低下(80%未満)・1秒率は保たれる | 肺線維症・放射線肺炎・サルコイドーシス(第31回の正解) |
第31回は「%VC<80%・1秒率≧70%」=
拘束性のほうを選ばせる問題でした。
硬くなる系(線維症・肺炎後・サルコイドーシス)は拘束性、と病名のイメージで仕分けます。
② COPDの呼吸機能は「向き」で覚える
| 項目 | 向き |
|---|
| 1秒率 | 低下 |
| 残気量 | 増加(「減少」は✕)——吐けない分が溜まる |
| 気道抵抗 | 増加(「減少」は✕) |
| 換気血流不均等分布 | 増加 |
| 最大換気量 | 減少 |
理屈は1本:
気道が狭い(抵抗↑)→吐けない(1秒率↓)→溜まる(残気量↑)→まともに換気できる場所がまだらになる(不均等↑)→頑張っても換気は増えない(最大換気量↓)。
③ COPDの胸部X線は2年連続同じ出題
| 所見 | ◯✕ |
|---|
| 肺の過膨張・横隔膜の平低化 | ◯ |
| 胸骨後腔の拡大 | ◯(「縮小」は✕) |
| 心陰影の拡大 | ✕ むしろ縮小(膨らんだ肺に挟まれて細長く見える) |
| 肺血管陰影の増強 | ✕ 減弱する |
| 肺門リンパ節の腫大 | ✕ それはサルコイドーシス等の所見 |
「パンパンに膨らんだ肺」を思い浮かべると全部つながります。横隔膜は押されて平らに、胸骨の裏の隙間は広がり、心臓は挟まれて細く、血管は引き伸ばされて薄く写る。
④ 気管支喘息の基本5つ
| 項目 | 正しい内容 |
|---|
| 本態 | 気道の慢性炎症性疾患 |
| 抗原 | ハウスダストなど |
| 末梢血の好酸球 | 増加する(「減少」が✕=第28回の正解) |
| 気道過敏性 | アセチルコリン吸入試験で示す |
| 気管支痙攣の治療 | β₂受容体刺激薬 |
喘息は
アレルギーの病気→好酸球は増える。「アレルギーといえば好酸球」の結びつきだけで1問取れます。
→ 過去問で確認する
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