肺循環疾患(肺血栓肺疾患)の要点

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「脚の深部静脈の血栓が剥がれて肺に詰まる」という1本道を押さえれば、検査値の向きも全部そこから導けます。 → 肺循環疾患の過去問と解説

① 病気は1本道で覚える

長期臥床 → 脚の深部静脈に血栓 → 剥がれて流れる → 肺動脈を閉塞 → 肺動脈圧が上がり右心に負担 → ガス交換できず低酸素血症 → 苦しくて過呼吸 → CO₂が飛んで呼吸性アルカローシス

間違えやすい点は出発点のすり替え:「深部動脈」も「表在静脈瘤」も✕。深部の静脈だけが正解です(3回別々の年で問われました)。

② 検査値の「向き」の表

検査向き誤りの選択肢
D-ダイマー増加・陽性(線溶系が血栓を溶かそうとする)「低値」は✕
血液ガス呼吸性アルカローシス(過呼吸でCO₂低下)「アシドーシス」は✕
PETCO₂低下(死腔換気の増加)「上昇」は✕
心電図右軸偏位・肺性Pなど変化あり「変化は認められない」は✕
心エコー右心負荷(左室の前負荷はむしろ低下)「左心室負荷」は✕
肺動脈圧上昇/低酸素血症を呈する
全部①の1本道から出ます。詰まったのは肺の手前=苦しむのは右心息は荒くなる=CO₂は減る

③ 画像診断は「まず造影CT」

検査役割
胸部造影CT第一選択。診断に役立つ(毎回◯)
肺血流シンチグラム血流欠損像を認める(◯)
換気シンチグラム血栓は証明できない——「換気シンチで血栓を証明」「造影CTより有用」は✕
血流が欠けている場所は見えても、血栓そのものが写るのは造影CT。血流と換気の取り違えが定番のひっかけです。

④ 疫学と治療

わが国では女性に多く、60〜70歳代に多い——「男性に多い」「青年層に多い」はどちらも✕。

治療は抗凝固療法(◯)。予防の話は内視鏡外科手術機器の要点(弾性ストッキング)ともつながります。

→ 過去問で確認する

肺循環疾患の過去問と解説はこちら

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