ペースメーカの出題は、ほぼ
「NBGコードが読めるか」「どこに何を置くか」「数字を1桁間違えていないか」の3つに集約されます。逆にこの3つを押さえれば、選択肢はほぼ機械的に切れます。 →
心臓ペースメーカの過去問と解説
① NBGコード(ICHDコード)の読み方
| 文字 | 意味 |
|---|
| 1文字目 | ペーシング(刺激)部位 A=心房/V=心室/D=両方 |
| 2文字目 | センシング(感知)部位 A=心房/V=心室/D=両方/O=なし |
| 3文字目 | 感知したときの応答 I=抑制(Inhibit)/T=同期・トリガ/D=両方/O=なし |
| 4文字目(R) | レートレスポンス=身体活動量に応じて心拍数を変える |
| モード | ペーシング部位 | 中身 |
|---|
| AAI | 心房のみ | 心房を感知して抑制 |
| VVI | 心室のみ | 心室を感知して抑制。心房には同期しない |
| VDD | 心室のみ | 感知は心房+心室(=心房に同期して心室を打つ) |
| DDD | 心房と心室の両方 | — |
| VOO | 心室のみ | 感知なし=固定レート |
| VVIR | 心室のみ | Rが付くので活動量に応答する |
よく出る✕:
「VVIでは心房に同期してペーシングする」(同期しないので✕)、
「VDDの刺激部位は心房」(刺激は
心室なので✕)。
② 適応とリードの本数
| 問われ方 | 正しい |
|---|
| 慢性心房細動の徐脈 | VVIの適応(DDDは✕。心房細動では心房を感知・刺激しても意味がない) |
| VVIの電極リード | 1本(心室のみ) |
| DDDの電極リード | 2本(心房+心室) |
| 心臓再同期療法(CRT) | 右室と左室を同時に刺激する |
③ どこに置くか(部位の✕はここだけ)
| 部位 | 正しい | 出てくる誤り |
|---|
| ジェネレータ(本体) | 鎖骨下の皮下 | 胸腔内/心囊内/心房内 |
| 心内膜電極 | 右房・右室 | 左室/左房(※CRTのみ冠静脈経由で左室) |
| 単極電極のカテーテル先端 | マイナス(陰極) | — |
④ 数字と電池(1桁のひっかけに注意)
| 項目 | 正しい値 | 出てくる誤り |
|---|
| 刺激パルス幅 | 0.5ms前後 | 500ms |
| 刺激パルス振幅 | 約3V | 3mV |
| 電池 | ヨウ素リチウム(リチウム・ヨウ素)電池 | ニッケルカドミウム電池 |
| 体外式ペースメーカの出力点検 | 500Ωの負荷抵抗 | 50Ω |
⑤ 刺激閾値は「留置直後に上がる」
電極を留置した直後は、電極周囲の
炎症・線維化のため
刺激閾値が上昇します(数週間でいったん上がってから下がって安定)。
「直後は低下が続く」「装着後は不変」はどちらも✕です。
→ 過去問で確認する
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