
AAIのしくみ
心房にだけリードを置き、自分の心房の動き(P波)が出ていればペーシングを我慢し、出なければ心房を刺激します。心室へはペーシングせず、房室結節から下(房室伝導)は自分の伝導に任せるのが特徴です。どんなときに使う?(適応)
洞不全症候群(SSS)で、かつ房室伝導が保たれている症例が良い適応です。洞結節の“発電”が弱いだけで、その先の電気の通り道(房室伝導)は正常、というケースです。VVI・DDDとの違い
・VVI:心室だけを刺激・感知。心房と心室の協調(房室同期)は失われる。・AAI:心房だけ。房室伝導が正常なら生理的で、心房と心室のタイミングが保たれる。
・DDD:心房・心室の両方。房室ブロックがあっても対応できる。
注意点
AAIの弱点は、あとから房室ブロックが出ると心室がペーシングされず徐脈になることです。将来的に房室ブロックを合併するリスクがある場合は、はじめからDDDを選ぶことが多いです。参考・出典
・日本循環器学会/日本不整脈心電学会「不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)|徐脈に対するペースメーカの適応(20頁)」適応・モード選択は標準的な目安で、個々の患者で異なります。


コメント