事故対策の要点

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柱は静脈圧警報は「詰まった場所」で上下が決まる空気誤入は陰圧部で起こる溶血の3大原因の3つです。 → 事故対策の過去問と解説

① 静脈圧警報——測る場所より「手前」か「先」か

静脈圧は静脈側ドリップチャンバで測っています。そこより先(返血側)が詰まれば上昇、手前(脱血〜ダイアライザ)の不良は低下——これだけで第31回午前79が解けます。
下限警報(圧が下がる)上限警報(圧が上がる)
脱血不良/ダイアライザ内の血液凝固/動脈側回路の折れ曲がり/静脈側穿刺針の脱落静脈側ドリップチャンバ内の血液凝固・返血側の狭窄——「下限警報の原因として考えられない」の答え
監視項目と原因の対応(第30回午前77)も同じ発想で:空気誤入=補液ラインの閉鎖忘れ、回路内圧上昇=血液凝固、内圧低下=脱血不良、透析液濃度異常=電気伝導度計の故障。誤りの選択肢は「漏血=ヒータの故障」(無関係。漏血は膜破損)でした。

② 空気誤入は「陰圧の場所」で起こる

血液ポンプより手前は陰圧なので、そこが開けば空気を吸い込みます(第33回午前79)。

・脱血側の接続部離断
・補液ラインの閉鎖忘れ
・ポンプセグメント部回路の破損
・エアードリップチャンバの液面調整不良

一方、返血側留置針の抜針は陽圧側なので出血になります——「空気誤入の原因として考えられない」の答えはこれ。

③ 溶血の3大原因——低張・高温・塩素

溶血を起こす混同しやすいもの
低張の透析液(高張ではない)高濃度(高張)透析液は高Na血症などの原因
透析液の高温(温度低下ではない)低温は悪寒などの原因
塩素化合物(クロラミン等)の混入——第33回午後79の答え膜破損は漏血、空気誤入は空気塞栓

④ 不均衡症候群の予防と血圧低下時の処置

どちらも「ゆっくり・少しずつ」が軸です。

不均衡症候群の予防(第29回午後79)=小さい膜面積・短い透析時間・低い血流量・高張液の投与。血流量の増加は逆、抗凝固薬は無関係。

透析中の血圧低下への処置(第33回午前77)=下肢挙上・昇圧薬・ECUM(除水のみ)への切替。低Na透析はむしろ血圧低下を助長するので誤りの選択肢です。

→ 過去問で確認する

事故対策の過去問と解説はこちら

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