バスキュラーアクセスの問題と解説

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バスキュラーアクセスについて紹介します。

バスキュラーアクセス

29-78 自己血管内シャントの特徴として正しいのはどれか。
a.一時的バスキュラーアクセスとして使用される。
b.心臓への負担が少ない。
c.感染の発症率が低い。
d.開存期間が長い。
e.合併症の一つに静脈高血圧症がある。
1.a、b、c 2.a、b、e  3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e


a.一時的バスキュラーアクセスとして使用されない
b.心臓への負担が大きい
c.感染の発症率が低いは正しい
d.開存期間が長いは正しい
e.合併症の一つに静脈高血圧症があるは正しい
正解5




30—78 緊急時の血液浄化に使用される一時的バスキュラーアクセスはどれか。
a.内シャント
b.動脈表在化
c.中心静脈カテーテル
d.動脈直接穿刺
e.人工血管バイパスグラフト
1.a、b 2.a、e 3.b、c 4.c、d 5.d、e


a.内シャントは自己血管内シャント(AVF)、人工血管内シャント(AVG)がある。AVFが主流であり第一選択。
b.動脈表在化は筋膜下にある上腕動脈を皮下に表在下させる。心機能が悪い患者に使用
c.中心静脈カテーテルは一時的バスキュラーアクセスとして使用
d.動脈直接穿刺は上腕動脈、大腿動脈を直接穿刺する一時的バスキュラーアクセス
e.人工血管バイパスグラフトは人工血管を人工血管でバイパスする。維持バスキュラーアクセス
正解4



31—78 維持血液透析患者の内シャントに関連した合併症はどれか。
a.スチール症候群
b.不均衡症候群
c.手根管症候群
d.静脈高血圧症
e.静脈瘤
1.a、b、c 2.a、b、e  3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e


a.スチール症候群は本来抹消に供給される動脈血がシャントに流入することで抹消循環障害を引き起こす病態
b.不均衡症候群は透析による物質除去で血中濃度と細胞内濃度が変化し濃度差が生じた症状の総称。シャントの合併症ではない
c.手根管症候群は横手根管靭帯や健鞘滑膜へのアミロイド沈着が原因。シャント合併症ではない
d.静脈高血圧症はシャントにより逆流しうっ血することでシャント肢全体もしくは一部が晴れてくること
e.静脈瘤は正しい。穿刺部にできる穿刺部瘤とシャント吻合部にできる吻合部瘤がある。
正解3



32-77 緊急時に用いられるバスキュラーアクセスはどれか。
a.自己血管内シャント
b.人工血管内シャント
c.動脈表在化法
d.動脈直接穿刺法
e.カテーテル法
1.a、b 2.a、e 3.b、c 4.c、d 5.d、e


a.自己血管内シャントは主流(90%)で感染を抑えられ、容易に血液を取り出すことができる
b.人工血管内シャントは静脈の細い患者で十分な血流が確保できない場合、人工血管で太い血管とバイパスする
c.動脈表在化法は筋膜下にある上腕動脈を皮下に表在下させる。心機能が悪い患者に使用
d.動脈直接穿刺法は上腕動脈、大腿動脈を直接穿刺する一時的バスキュラーアクセス
e.カテーテル法(中心静脈カテーテル)は一時的バスキュラーアクセスとして使用
正解5

33-76 維持透析用として適切でないバスキュラーアクセスはどれか。
1.自己血管内シャント
2.人工血管内シャント
3.動脈表在化法
4.動脈直接穿刺法
5.静脈カテーテル法

正解4


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