聞かれるのは毎回
「この不整脈に、どの治療か」。原則は
「遅い→ペースメーカ、速い→アブレーション、突然死系→ICD」です。 →
不整脈の過去問と解説
① 治療の守備範囲(この表が全部)
| 治療 | 守備範囲 | 過去問に出た適応 |
|---|
| ペースメーカ | 遅い(徐脈性) | 洞(機能)不全症候群・徐脈性心房細動・Mobitz II型房室ブロック |
| カテーテルアブレーション | 速い(回路や異常興奮を焼き切れる頻脈) | 心房細動・心房粗動・上室性頻拍・WPW症候群・心室頻拍 |
| ICD(植込み型除細動器) | 突然、心室細動になる系 | Brugada症候群 |
| 「アブレーションの適応でない」と出たもの | 理由 |
|---|
| 洞不全症候群(第29回の正解) | 徐脈——焼く回路がない。ペースメーカの守備範囲 |
| Brugada症候群(第32回の正解) | イオンチャネルの病気で突然VFになる。ICDの守備範囲 |
| QT延長症候群 | 同じくイオンチャネル分子の異常——焼いて治る回路ではない |
| Adams-Stokes発作 | 徐脈性不整脈の症候(心停止状態)。緊急の一時ペーシングが必要で、薬剤第一選択も✕ |
判断はひとつ:
「余計な電気回路があるなら焼ける。回路がない病気(遅い・チャネル異常)は焼けない」。
② 房室ブロックは2型の対比
| 型 | PQ間隔 | ペースメーカ |
|---|
| Wenckebach型 | 徐々に延長して脱落(「徐々に短縮」は✕) | 適応外(比較的良性) |
| Mobitz II型 | 前触れなく突然伝導が途絶える | 適応(第28回の正解) |
「だんだん疲れて休むのがWenckebach、いきなり落ちるのがMobitz II」。予告なく落ちる方が危ないから機械を入れる——理屈ごと覚えます。
③ 個別知識の3つ
| 項目 | 内容 |
|---|
| Maze手術 | 心房細動に対して行う(第28回の正解)。現在はアブレーションが主流 |
| WPW症候群 | 副伝導路Kent束によるリエントリー性の発作性頻脈(「PQ延長」は✕) |
| 心室細動 | ペースメーカの適応外——必要なのは除細動 |
→ 過去問で確認する
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