TTFM(術中グラフト血流測定)とは|MGF・PI・DF%の見方を図解

TTFM グラフト血流 CABG 心臓血管外科
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TTFM(Transit Time Flow Measurement:トランジットタイム血流測定)は、冠動脈バイパス手術(CABG)で作ったグラフト(バイパス血管)が、ちゃんと流れているかを手術中に確認する方法です。超音波を使い、血液が流れる“通過時間”の差から血流量を測ります(血管を切らずに外から当てるだけ)。
TTFMのしくみと主な指標(平均血流量MGF・拍動指数PI・拡張期充満率DF%)

しくみ

グラフトにプローブを当て、上流と下流を通る超音波の到達時間の差から血流量を計算します。開存(つながって流れている)か、吻合部の問題やねじれ(キンク)がないかを、その場で評価できます。

主な指標

平均グラフト血流量(MGF/Qmean):多いほど良い(目安20 mL/分以上)。
拍動指数(PI:Pulsatility Index):波形のばらつき。低いほど良い(目安5未満)。高いとグラフト不良を疑う。
拡張期充満率(DF%):全体の血流のうち拡張期に流れる割合。高いほど良い

なぜ拡張期に流れるのが良いのか

心臓(左冠動脈系)は、収縮期は心筋に圧迫されて流れにくく、拡張期にたくさん流れるのが正常です。だからグラフトも拡張期優位の波形(高いDF%)が良好のサインになります。

結果の読み方

MGFが低い・PIが高い・DF%が低いときは、吻合部の狭窄・グラフトのねじれ・攣縮などを疑い、必要なら手術中に作り直します。TTFMは「その場でやり直せる」点が大きな利点です。

参考・出典

・冠動脈バイパス術・グラフト評価に関する各ガイドライン/専門書を参照。数値は標準的な目安で、施設・グラフト種類により判断は異なります。

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