SvO₂(混合静脈血酸素飽和度)とは|正常値・低下/上昇の意味を図解

SvO2 混合静脈血酸素飽和度 PCI
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SvO₂(混合静脈血酸素飽和度)は、全身をめぐって心臓に戻ってきた血液の酸素飽和度です。「体が酸素を使った“残り”」を表し、酸素の供給と需要のバランスを見る指標として、重症管理でとても重要です。
SvO₂の正常値(60〜80%)と、低下・上昇が示す意味

SvO₂が示すもの

全身に届けた酸素(供給)に対して、体がどれだけ使ったか(需要)のバランスを反映します。供給が減る・需要が増えると、戻ってくる血液の酸素は少なくなり、SvO₂は下がります。

正常値

SvO₂の正常値はおよそ60〜80%(動脈血の飽和度SaO₂が約98%なのに対し、全身で使われて下がった状態)。

低い(<60%)=酸素が足りない

心拍出量(CO)の低下
・貧血(Hb低下)
・SpO₂低下(取り込み不足)
・発熱・シバリングなど酸素需要の増加
いずれも「供給<需要」で、供給を増やす対応が必要です。

高すぎ(>80%)=使えていない

・敗血症(細胞が酸素を取り込めない)
・左右シャント
・鎮静・低体温(需要が下がる)
など。高ければ良い、という単純な話ではない点に注意します。

どうやって測る?

スワンガンツカテーテル肺動脈から採血して測るか、先端に光ファイバーが入った連続SvO₂測定カテーテルでリアルタイムに読みます。中心静脈で測る近似指標をScvO₂といい、傾向はSvO₂と近い動きをします。フィック法によるCO計算にも使われます。

参考・出典

・血行動態指標の測定は、日本循環器学会「2025年改訂版 心不全診療ガイドライン|右心カテーテル検査で得られる血行動態指標(103頁)」を参照。数値は目安で、病態により判断は異なります。

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