バスキュラーアクセスの要点

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最頻出は「維持用か、一時的(緊急)か」の仕分けです。表1枚で取れます。あとはシャントの特徴と合併症。 → バスキュラーアクセスの過去問と解説

① 維持用か、一時的(緊急)か(最頻出)

維持用(長期に使う)一時的(緊急に使う)
自己血管内シャント(AVF)動脈直接穿刺法
人工血管内シャント(AVG)中心静脈カテーテル法
動脈表在化法
長期留置型カテーテル法
迷ったらこう考えます。「手術で作るものは維持用、針や管をその場で入れるだけのものは一時的」。
シャントも表在化も手術で血管を作り替えるので長く使う前提。動脈を直接刺すのと中心静脈にカテーテルを入れるのはその場でできるので緊急用です。

② カテーテルだけは両方に出てくる

書かれ方どちら
中心静脈カテーテル一時的(緊急時の血液浄化に使う)
長期留置型の静脈カテーテル法維持用(維持透析に用いられる)
第30回では「中心静脈カテーテル=一時的」が◯、第33回では「静脈カテーテル法は維持用として不適切ではない」が問われました。矛盾ではなく、留置期間で別物として扱われています。「長期留置型」と書いてあれば維持用です。

③ 自己血管内シャント(AVF)の特徴

特徴◯✕
感染の発症率が低い
開存期間が長い
合併症に静脈高血圧症がある
心臓への負担が少ない シャント血流のぶん負担は大きい
一時的バスキュラーアクセスとして使用される 維持用
自己血管は自分の血管どうしを繋ぐので、異物がなく感染に強く、長持ちします。ただし動脈の血液が静脈へ短絡して心臓に戻る量が増えるので、心臓の負担はむしろ増えます。ここが唯一のひっかけです。

④ 内シャントの合併症/シャントのせいではないもの

シャントの合併症(◯)シャントのせいではない(✕)
スチール症候群(血流をシャントに取られ末梢が虚血)不均衡症候群(原因=透析による濃度差)
静脈高血圧症(うっ血して腫れる)手根管症候群(原因=アミロイド沈着)
静脈瘤(穿刺部瘤・吻合部瘤)
見分け方:「血液の流れが変わったせい」ならシャントの合併症。「透析そのもの・長期透析のせい」なら違う。 スチール(=盗む)は血流を奪われること、静脈高血圧はうっ血、静脈瘤は繰り返し刺した結果——全部流れの問題です。

→ 過去問で確認する

バスキュラーアクセスの過去問と解説はこちら

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