流動の要点

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問われるのは特定の末梢組織への酸素運搬量を最も左右するものです。答えはその組織の血流量——設問の条件がそこへ誘導しています。 → 流動の過去問と解説

① 酸素運搬量を決める3つ(第29回午前88)

組織への酸素運搬量はヘモグロビン濃度・動脈血酸素飽和度・その組織の血流量で決まります。

この問題では条件がついています。「健常人において動脈血の酸素分圧が正常な状態であるとき」——つまりヘモグロビンも酸素飽和度も正常でほぼ一定ということです。

3つの要素のうち2つが固定されているので、残る「当該組織の血流量」だけが変数として残る——これが答えになります。

② 誤りの4つは「全身の話」になっている

誤りの選択肢なぜ外れるか
肺胞換気量全身の酸素化に関与する量
心拍出量全身の循環量
動脈圧運搬量を直接決める量ではない
動脈血の酸素飽和度健常人では正常でほぼ一定
最大の注意点は設問が「特定の末梢組織への」と限定していることです。全身の酸素化を決めるものを聞かれているなら肺胞換気量や心拍出量が候補になりますが、ここで問われているのは「その一か所にどれだけ届くか」——だからそこを流れる血液の量が答えになります。

問題文の限定語(特定の・末梢・健常人・正常な状態)が、選択肢を削るために置かれている——この読み方ができるかどうかが分かれ目です。

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