病気の種類

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医学概論 臨床工学に必要な医学的基礎 病理学 病気の種類について

病気の種類

28—4物理的原因による障害のうちDNA損傷を伴うことが多いのはどれか。
a.放射線
b.紫外線
c.高 温
d.気圧変動
e.電 気
1.a、b 2.a、e 3.b、c 4c、d 5.d、e




a.放射線はDNA損傷
b.紫外線はDNA損傷
c.高温は94℃でDNA分裂する
d.気圧変動は影響ない
e.電気は関係ない
正解1


29-5 炎症の早期過程でみられないのはどれか。
1.血管透過性の亢進
2.白血球の遊出
3.炎症性メディエータの放出
4.血栓形成
5.肉芽組織の構築


炎症:体外からの障害因子に対する生体防御反応
1.血管透過性の亢進は正しい。
2.白血球の遊出は正しい。
3.炎症性メディエータの放出は正しい。
4.血栓形成は正しい。
5.炎症相で活性化した血小板から放出された増殖因子により線維芽細胞が遊走、増殖する。この線維芽細胞がコラーゲンなどを合成して細胞外基質を形成するとともに、血管内皮細胞が活性化されて申請毛細血管を構築し、肉芽組織が形成される。
正解5

30-5 下腿浮腫の原因となるのはどれか。
a.胃潰瘍
b.肺 炎
c.深部静脈血栓症
d.ネフローゼ症候群
e.心不全
1.a、b、c 2.a、b、e 3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e



a.胃潰瘍は胃粘膜に炎症反応が生じる。下腿浮腫とは関連ない。
b.肺炎は下腿浮腫とは関連ない。
c.深部静脈血栓症は深部静脈血栓による下肢の還流不良は下腿浮腫が起こる。
d.ネフローゼ症候群は尿中たんぱく漏出による低タンパク血症をきたし下腿浮腫が起こる。
e.心不全は全身の血液還流が停滞し重力の影響で下腿浮腫が起こりやすい。
正解5

31—4 急性炎症が慢性期に移行したことを示唆する所見はどれか。
1.好中球の遊走
2.血管透過性の亢進
3.液性成分の滲出
4.組織圧の上昇
5.線維芽細胞の増殖


1.好中球の遊走は急性期。
2.血管透過性の亢進は急性期。
3.液性成分の滲出は急性期。
4.組織圧の上昇は急性期。
5.線維芽細胞の増殖は慢性期。
正解5

32—4 循環障害について誤っているのはどれか。
1.動脈硬化粥腫病変の破綻による血栓性閉塞を塞栓症と呼ぶ。
2.虚血により細胞組織が壊死に陥った状態を梗塞と呼ぶ。
3.側副血行は動脈閉塞時の組織壊死範囲を軽減する。
4.肺塞栓の原因として深部静脈血栓が挙げられる。
5.粥状硬化は動脈狭窄の原因の一つである。


1.塞栓とは凝血塊や空気などが血流にのって末梢に運ばれ、循環不全になった状態のこと。
2.血流障害を起こした部位の末梢組織は虚血状態となる。末梢組織の存在に欠かせない酸素や栄養が不足すると末梢組織細胞は壊死に陥る。これを梗塞という。正しい。
3.側副血行は動脈閉塞時の組織壊死範囲を軽減する。正しい。
4.肺塞栓の原因として深部静脈血栓が挙げられる。正しい。
5.粥状硬化は動脈狭窄の原因の一つである。正しい。
正解1

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