穿刺方法

穿刺について

穿刺方法

シャント肢の観察

問診

視診
シャント肢の比較
発赤、腫脹、チアノーゼの有無
皮下出血、掻破、かぶれ、血腫の有無
シャント血管の走行
前回の穿刺部位

触診
吻合部と血管の走行
拍動とスリル
血管のくぼみや緊張、弾力
熱感、圧痛、排膿の有無
抹消や手指の冷感の有無

 

聴く
観る
触る

聴く
シャント音異常ないか

観る
血管の走行を確認
穿刺部の周辺兆候(発赤、膨張、傷、かぶれ)

触る
血管の走行、深さ、内腔の大きさ、血管壁の弾力

 

AVF

 

1.AVF 作製後,使用までの間に適切な待機期間をおく(E).
2.AVF の新しい部位を穿刺するときには,穿刺しようとしている血管が拡張した動脈であるのか,動脈化した静脈であるのか,確認する(O).
3.AVF の穿刺部位としては,吻合部直近を避け,また透析中に VA のある側の腕を動かしても穿刺針の針先が移動しない場所を選択する(O).
4.血液の再循環を避けるため,動脈側穿刺部位を静脈側穿刺部位よりも吻合部側に選択し,両者の間はできるだけ離すようにする(O).
5.毎回穿刺部位を変え,AVF のできるだけ広い範囲にまんべんなく穿刺する(O).
6.穿刺痛が強い患者には,リドカインテープの貼付やボタンホール穿刺などを考慮する(O).
7.AVF の平均的な穿刺角度は 25°前後である(O).

ボタンホール穿刺

1.ボタンホール穿刺の適応は,穿刺痛の強い患者とする(O).
2.ボタンホール穿刺法のための固定穿刺ルートは,通常の透析の終了後,穿刺針の抜去後に穿刺針の穿刺ルート跡に VA 血管表面近くまでしか到達しない短いスティックを 14日間留置することにより作製する(O).
3.ボタンホール穿刺にあたっては,固定穿刺ルートの入り口に形成された痂疲を取り除き,ダル AVF ニードルを固定穿刺ルートに沿って挿入する(O).

 

AVG

 

1.ePTFE を用いた AVG では,作製から使用までに AVF の場合よりも長めの待機期間 が必要である.一方,PU を用いた AVG では,作製の翌日から穿刺することが可能
2.同一部位での反復穿刺を避けてグラフト血管全体にまんべんなく穿刺する(O). 3.AVG は AVF よりも鈍角で穿刺する(O). 4.抜針・止血の際には,まず穿刺針を抜き,穿刺針の先端が皮膚から離れてからグラフ
ト血管上の穿刺口を皮膚の上から素早く適切な強さで圧迫する(O).

 

動脈表在化

 

1.動脈の表在化による VA では,AVF の場合よりも作製から使用までに長い待機期間 をおく.皮下組織と動脈が十分に癒着してから穿刺を始めるのが望ましい(O).
2.表在化動脈の穿刺法および止血法は,基本的に AVF の穿刺法および止血法と変わらない(O).

コメント

タイトルとURLをコピーしました