心タンポナーデとは|カテーテルアブレーションの重大合併症と対応

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心タンポナーデとは、心臓を包む心膜の内側(心膜腔)に液体(多くは血液)が急にたまり、心臓が十分に広がれなくなって血圧が下がる危険な状態です。カテーテルアブレーションでは、心臓の壁に穴があく(心穿孔)ことで起こる最も注意すべき合併症のひとつです。

アブレーションでの主な原因

  • 経中隔穿刺で卵円窩以外を誤って穿刺する。
  • カテーテル操作や焼灼による心筋の穿孔。
  • 焼灼中の急な組織内沸騰(スチームポップ)。

気づきのサイン

急な血圧低下・頻脈、透視での心陰影の拍動の低下、心腔内エコー(ICE)やエコーでの心嚢液の出現などが手がかりです。早期発見が救命に直結します。

対応

ただちに心嚢穿刺(ドレナージ)で液を抜き、必要に応じて抗凝固の中和や輸液・昇圧、出血が止まらなければ外科的処置を行います。

予防

丁寧なカテーテル操作、圧・接触圧・ICEによるモニタリング、適切な出力設定が予防の柱です。異変の早期共有が重要になります。

参考・出典

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