医の倫理
第29回 午前1問本人あるいは保護者の同意を得ないで次の行為を行った。医療機関における個人情報の取り扱いとして適切でないのはどれか。
1.意識不明の患者の病状を家族に説明した。
2.検査のため採取した血液を患者氏名の書かれたスピッツに入れ検査業者に渡した。
3.大震災直後に家族からの問合せに対し本人の生死を答えた。
4.児童虐待が疑われたので、市町村に児童名を通告した。
5.生徒の回復見込みについて、付き添ってきた担任教師に回答した。
1.◯意識不明で本人の同意が困難な場合、家族への病状説明は適切
2.◯検査目的で患者氏名の書かれた検体を検査業者に渡すことは適切
3.◯大震災など本人の同意が著しく困難な場合、生死の回答は適切
4.◯児童虐待が疑われる場合の市町村への通告は適切(法的に認められる)
5.✕生徒の回復見込みを本人の同意なく担任教師に回答するのは不適切→正解
正解5
第31回 午後1問
医療従事者が患者との信頼関係を築くためには、患者との良好な共感的コミュニケーションを図ることが大切である。この場合の「共感」の意味に最も近いのはどれか。
1.相手の気持ちに過剰に入り込む。
2.相手の気持ちを完全に理解する。
3.自分の気持ちに相手を巻き込む。
4.自分の気持ちを可能な限り相手に理解させる。
5.相手の気持ちを自分の気持ちのように実感する。
1.✕相手の気持ちに過剰に入り込むことではない
2.✕相手の気持ちを完全に理解することではない
3.✕自分の気持ちに相手を巻き込むことではない
4.✕自分の気持ちを相手に理解させることではない
5.◯相手の気持ちを自分の気持ちのように実感すること→正解
正解5
第32回 午前1問
終末期医療における事前の意思表示(リビング・ウィル)について誤っているのはどれか。
1.本人の意思が最も優先されるべきである。
2.単に死の瞬間を引き延ばす延命措置を受けずに済むことにつながる。
3.医療チームから説明を受け、よりよい選択を行うことが推奨される。
4.表明された意思が尊重され、誇りを持って最期を生きることにつながる。
5.一時的に生命維持が困難になった際の回復目的の救命も拒むことにつながる。
1.◯本人の意思が最も優先されるべきである
2.◯単に死の瞬間を引き延ばす延命措置を受けずに済む
3.◯医療チームから説明を受け、よりよい選択を行うことが推奨される
4.◯表明された意思が尊重され、誇りを持って最期を生きることにつながる
5.✕終末期は回復の見込みがない時期で、一時的な生命維持困難の回復目的の救命を拒むものではない→誤りで正解
正解5
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