血小板の量的・質的異常の要点

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柱は出血性疾患と検査所見の組合せと、透析中の血小板減少+血栓症といえばヘパリンです。 → 血小板の量的・質的異常の過去問と解説

① 疾患と所見の組合せ(第30回午前19)

疾患・病態正しい組合せ誤りの選択肢として出る形
播種性血管内凝固(DIC)二次線溶亢進
フォン・ヴィレブランド病出血時間延長
ワルファリン過剰投与プロトロンビン時間(PT)延長
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)末梢での血小板破壊亢進「骨髄での血小板産生低下」
血友病因子(A)/第因子(B)欠乏「第V因子欠乏」
正しい3つは、それぞれなぜその所見が出るかでつながります。DICは凝固が強く働いたあとに二次線溶が亢進フォン・ヴィレブランド病はvWFの異常で血小板の粘着が障害される=出血時間が延びるワルファリンはビタミンK依存性凝固因子を下げる=PTが延びる

誤りの2つは、どちらも用語を1つ差し替えた形です。ITPは「作れない」のではなく「壊される」——骨髄の産生はむしろ保たれます。血友病はⅧかⅨであってVではない——数字が近いので狙われます。

② 透析中の血小板減少+血栓症はヘパリン(第28回午前20)

血液透析中の患者で血小板減少と血栓症が同時に出たら、原因薬剤はヘパリンです。ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)という副作用があります。

他の薬剤は副作用の方向がまったく違うので、覚えておけば迷いません。
薬剤主な副作用
ヘパリンヘパリン起因性血小板減少症(HIT)
ナファモスタットメシル酸塩高カリウム血症・低ナトリウム血症
鉄剤便の黒色化・下痢
エリスロポエチン製剤高血圧・肝機能障害・アナフィラキシーショック
ビタミンD製剤高カルシウム血症
最大の手がかりは「減っているのに詰まる」という組合せです。血小板が減れば普通は出血に傾くのに、逆に血栓ができる——この矛盾した所見がHITの特徴で、そのままヘパリンを指しています。

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