試験の形
| 実施 | 毎年3月上旬の日曜日 |
| 合格発表 | 3月下旬 |
| 出題 | 180問(1問1点・180点満点)、午前と午後の2部制 |
| 合格基準 | 108点以上(=6割) |
| 科目 | 9科目 |
直近の第39回(令和8年3月1日実施)は、受験2,396名・合格1,573名で合格率65.7%でした。
9科目
| 科目 | 内容の中心 |
|---|---|
| 医学概論 | 医の倫理、公衆衛生、関係法規、生化学、薬理、病理、人体の構造と機能 |
| 臨床医学総論 | 症候と病態生理、外科学概論、各臓器系の疾患 |
| 医用電気電子工学 | 電磁気学、電気回路、電子回路、情報処理、システム工学 |
| 医用機械工学 | 力学、材料力学、流体力学、波動、熱 |
| 生体物性材料工学 | 生体の電気・機械・磁気・熱・光の特性、医用材料 |
| 生体機能代行装置学 | 呼吸療法装置、人工心肺と補助循環、血液浄化 |
| 医用治療機器学 | 電気メス、除細動器、ペースメーカ、レーザ、超音波 |
| 生体計測装置学 | 計測工学、心電図・脳波・筋電図、画像計測 |
| 医用機器安全管理学 | 電撃の危険性、安全基準、電気的安全性の測定、医療ガス、EMC |
どこから手をつけるか
過去問から入る
範囲が広いので、教科書を最初から読む進め方は続きにくくなります。過去問を解いて、解けなかったところを埋めるほうが早く回ります。理由は出題の性質にあります。国家試験は、同じ論点が形を変えて繰り返し出ます。たとえば「拡張期心雑音が聴取されるのはどれか」は第29回と第33回で選択肢まで同じ形で出ています。「透析で起こるのは副甲状腺機能亢進症か低下症か」も、複数年にまたがって問われています。
つまり、過去問を解くことがそのまま出題範囲の把握になるということです。
6割で受かる、を設計に使う
180問中108問。この数字は「取りこぼしても受かる問題がある」という意味でもあります。現実的なのは、繰り返し出ている論点を確実に取るという組み立てです。毎回のように問われる箇所を落とさなければ、6割は見えてきます。逆に、数年に一度しか出ない細かい知識に時間をかけると、範囲の広さに押し潰されます。
「なぜそうなるか」まで戻る
答えの丸暗記は、選択肢の言い回しが変わると通用しなくなります。たとえば単振動の周期の式はT=2π√(m/k)ですが、mとkのどちらが分子か迷ったときは「おもりが重いほどゆっくり揺れる」と考えれば組み立て直せます。式を忘れても答えにたどり着ける状態にしておくと、崩れません。
このサイトの使い方
このサイトには、科目ごとに単元を分けた過去問ページと、その単元の要点だけをまとめたページが対で用意してあります。・過去問ページ:出典(第○回 午前○問)を明記し、選択肢ひとつずつに○×と理由をつけています
・要点ページ:その要点を読めば、対の過去問が解けるようにまとめています
解けなかったら要点ページへ、要点を読んだら過去問へ戻る。この往復ができるように、両方から相互にリンクしてあります。
科目ごとの入口
まず自分の弱い科目から入ってください。各ページに単元の一覧があります。医学概論
臨床医学総論
医用電気電子工学
医用機械工学
生体物性材料工学
生体機能代行装置学
医用治療機器学
生体計測装置学
医用機器安全管理学
進め方の例
1. 科目ページから、気になる単元の過去問ページを開く2. 解いてみる
3. 解けなかったら、そのページの末尾から要点ページへ
4. 要点を読んだら、もう一度過去問に戻る
5. 次の単元へ
一度に全科目をやる必要はありません。1単元ずつ、往復して閉じていくのが確実です。
受かったあとのこと
このサイトは、現役の臨床工学技士が運営しています。国家試験に受かると、そこからが本番です。現場に出ると、また覚えることが山ほど出てきます。カテ室のデバイス、透析装置のトラブル、ペースメーカの設定。国試では問われなかったこと、あるいは国試で習ったはずなのに現場では別の顔をして出てくること。
このサイトには、そちら側の記事もあります。国試対策の記事と、現場の実務の記事が同じ場所にあるのは、そのためです。
受験生のときに使って、現場に出てからも戻ってこられる。そういう場所にしたいと思って作っています。

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