検体検査の要点

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出るのは①血清の基準値 ②パニック値 ③基準範囲の意味 ④感度・特異度の4系統だけです。表1枚と式2本で解けます。 → 検体検査の過去問と解説

① 血清の基準値(この表1枚)

項目基準値過去問で出た誤り
Na⁺135〜145 mEq/L128は低い(第28回)
K⁺3.5〜5.0 mEq/L3.0は低い(第28回)
Ca9〜11 mg/dL5.0は低い(第28回)
P2.5〜4.5 mg/dL5.0は高い(第28回)
HCO₃⁻22〜26 mEq/L24は基準内=これが正解(第28回)
単位ごと覚えます。Na・K・HCO₃⁻は mEq/L、CaとPは mg/dL。

選択肢の数字はどれも「基準値の少し外」に作られます。範囲の上端と下端だけ覚えれば、外れているかどうかは即断できます。

② パニック値(生命に危険が及ぶ値)は3つ覚える

パニック値として出たものなぜ危険か
K⁺が高い7.5 mEq/L致死的不整脈(心臓が止まる)
ヘモグロビンが低い4.6 g/dL(5未満)酸素が運べない
血糖が低い38 mg/dL(50未満)脳が動かない
向きで覚えます。「Kは高いと危ない。Hbと血糖は低いと危ない」。

ひっかけとして並ぶのは、Na⁺ 138や148、K⁺ 4.5、クレアチニン 1.5 mg/dL、ヘモグロビン 10 g/dL(軽い貧血どまり)、血小板 18万/μL、血糖 150 mg/dL(軽い高値どまり)——どれも命には関わらない値です。「少し外れている」と「危険」は別物、が出題の意図です。

③ 「基準範囲」は健常人の95%

基準範囲は健常人の95%が入る範囲です。だから健常でも5%は基準範囲から外れます(第32回で「外れるのは何%か→5%」が正解)。

裏を返すと、基準範囲を外れた=病気、ではない。この理屈ごと覚えておくと数字を忘れません。

④ 感度・特異度(式2本)

疾患あり疾患なし
検査 陽性真陽性偽陽性
検査 陰性偽陰性真陰性
指標意味
感度真陽性 ÷(真陽性+偽陰性)疾患のある人を、正しく陽性と拾えるか
特異度真陰性 ÷(真陰性+偽陽性)疾患のない人を、正しく陰性と返せるか
分母の作り方だけ間違えなければ解けます。感度の分母は「疾患のある人の合計」、特異度の分母は「疾患のない人の合計」。分子は、そのうち検査が正しく当てた人数です。

過去問では表の数字を入れるだけで、感度0.80(第31回)、特異度0.70(第33回)が正解でした。

→ 過去問で確認する

検体検査の過去問と解説はこちら

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