局所麻酔
28-21表面麻酔で行うことができるのはどれか。a.脱臼整復
b.気管支鏡検査
c.胃内視鏡検査
d.皮膚生検
e.三叉神経ブロック
1.a、b 2.a、e 3.b、c 4c、d 5.d、e
表面麻酔は局所麻酔の一種
a.脱臼整復は静脈麻酔
b.気管支鏡検査は正しい
c.胃内視鏡検査は正しい
d.皮膚生検は伝達麻酔か局所浸潤麻酔
e.三叉神経ブロックは局所麻酔を直接注射
正解3
29-21 神経ブロックとその適応との組合せで誤っているのはどれか。
1.星状神経節ブロック 下肢の痛み
2.胸部交感神経節ブロック 多汗症
3.肋間神経ブロック 帯状疱疹後神経痛(胸部)
4.腹腔神経叢ブロック 腹部癌性疼痛
5.顔面神経ブロック 顔面痙攣
1.星状神経節ブロックはもっとも頻用されている交感神経ブロックであり、顔面、頭部、頸部、肩、上肢の疼痛や血行障害に施行される。第7頸椎前面の星状神経節の近辺に頸部前面から局所麻酔薬を注入する。下肢の疼痛には無効である。
2.胸部交感神経節ブロックはX線透視下で背部の肋間から針を進めて推骨前面の胸部交感神経節を局所麻酔薬または神経破壊薬でブロックする。多汗症などが主な対象となる。
3.肋間神経ブロックは肋骨下縁を走行する肋間神経をブロックする。胸部の帯状疱疹後の神経痛が良い適応である。
4.腹腔神経叢ブロックはX線透視下で背部より針を進めて腹腔神経叢に局所麻酔薬や神経破壊薬を注入する。主に胃腸、肝胆道系、膵臓、腎臓などの上腹部の癌性疼痛に実施される。
5.顔面神経ブロックは顔面痙攣に対して耳介後部で顔面神経をブロックする。近年では顔面痙攣に対しては希釈したボツリヌス毒素を筋内に注入する方法が頻用されている。
正解1
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