医用電気システムの安全基準の要点

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柱は保護接地線インピーダンス測定の条件(数値)と、絶縁監視装置が何を見ているかです。 → 医用電気システムの安全基準の過去問と解説

① 保護接地線インピーダンス測定の条件(第29回午後41)

項目規定
無負荷時の試験用電圧6V以下
試験用電源の周波数50Hzまたは60Hz
試験用電流25A(または定格電流の1.5倍の、大きいほう)
通電時間最大電流を5〜10秒間
算出方法電圧降下法
誤りとして置かれたのは「試験用電流は15Aを用いる」でした。正しくは25Aです。

15Aという数字は、定格電流10Aの機器の1.5倍として計算問題のほうにも顔を出します。25Aと1.5倍を比べて大きいほうを使う——このルールごと覚えておくと、条件を問う設問でも計算問題でも同じ知識で対応できます。

関連:保護接地線抵抗の要点

② 絶縁監視装置が警報するのは2つ(第31回午後38)

非接地配線方式の絶縁監視装置が見ているのは漏れ電流(絶縁の悪化)です。警報の原因になるのはこの2つでした。

地絡が発生した——絶縁監視装置が検出して警報します。
多数のME機器が使用されていた——漏れ電流が累積して閾値を超えると警報します。
誤りの選択肢理由
接地分岐線が断線した絶縁監視装置の監視対象ではない
絶縁抵抗が100kΩ以上になった抵抗が高いのは良好な状態で、警報とは逆
負荷の消費電流の合計が20Aを超えた過電流・遮断器の領域で、絶縁監視の話ではない
間違えやすいのは「絶縁抵抗が100kΩ以上」です。数値が出てくると危険側に見えますが、絶縁抵抗は高いほど安全——向きが逆です。絶縁監視装置は「漏れているか」だけを見ていて、電流の量や接地線の断線は守備範囲外と整理しておきます。

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