急性全身反応の要点

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柱は全身反応と局所反応の切り分けと、生体反応と関連物質の組合せの2つです。 → 急性全身反応の過去問と解説

① 全身に及ぶのは補体活性化だけ(第29回午後90)

選択肢を並べると、全身に広がるものと、その場だけで起きるものにきれいに分かれます。
反応どこで起きるか
補体活性化全身性の急性反応
潰瘍形成局所
壊死局所
肉芽形成局所・慢性
石灰化局所・慢性
考え方はシンプルです。補体は血液に溶けて全身をめぐるタンパク質なので、活性化すれば影響は全身に及びます。一方、潰瘍・壊死・肉芽・石灰化はどれも「その場所の組織がどうなったか」——だから局所です。

間違えやすい点は肉芽形成と石灰化で、これは局所であると同時に慢性の反応でもあります。「急性か慢性か」でも「全身か局所か」でも、どちらの角度から聞かれても外れるので、補体活性化=全身の急性、それ以外は局所と一本で覚えます。

② 生体反応と物質の組合せ(第33回午後89)

正しい組合せは2つだけです。
反応正しい組合せ誤りの選択肢として出る形
石灰化リン酸カルシウムの沈着
炎症マクロファージの浸潤
血栓形成トロンビンの活性化「トロンビンの活性阻害」
アナフィラキシーIgEと肥満細胞による「T細胞の活性化」
血液凝固コラーゲンの露出が引き金「コラーゲンの分解」
誤りの3つはいずれも言葉を一語だけ入れ替えて作られています。「活性化」を「活性阻害」に、「露出」を「分解」に、細胞の名前を別のものに——という作り方です。反応名と物質名の対応だけでなく、動詞まで含めて覚えるのがここでの要点になります。

関連:急性局所反応の要点

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