全部が「レーザーと用途の組合せ」です。表を1枚覚えればまるごと取れます。しかも
波長で理屈がつくので、丸暗記しなくて済みます。 →
レーザー手術装置の過去問と解説
① レーザーと用途(この表がすべて)
| レーザー | 波長 | 用途 |
|---|
| ArFエキシマ | 193 nm | 角膜切除・近視矯正・角膜形成術 |
| Ar(アルゴン) | 488/514 nm | 網膜光凝固 |
| Dye(色素) | 585〜630 nm | 光線力学療法(PDT)・あざ治療 |
| 半導体(Ga-Al-As) | 630〜680 nm | 光線力学療法(PDT) |
| Nd:YAG | 1.064 μm | 凝固止血・内視鏡的がん治療 |
| Ho:YAG | 2.1 μm | 結石破砕・切開 |
| CO₂ | 10.6 μm | 切開・蒸散 |
| He-Ne | 633 nm | ガイド光(治療には使わない) |
② 丸暗記しないで済む理屈
波長が長いほど水に吸収されやすく、浅いところで止まる。短いほど奥まで届く。これだけで用途が導けます。
| 波長 | 水への吸収 | 届く深さ | だから何に使うか |
|---|
| 10.6μm(CO₂) | 非常に強い | ごく浅い | 当たったところだけ蒸発 → 切開・蒸散 |
| 1.064μm(Nd:YAG) | 弱い | 深い | 奥まで熱が入る → 凝固・止血 |
| 488/514nm(Ar) | —(ヘモグロビンによく吸収) | 浅い | 血管・網膜に効く → 網膜光凝固 |
| 193nm(ArF) | —(紫外・分子結合を切る) | 極浅 | 熱を出さず削れる → 角膜を削る=近視矯正 |
切るならCO₂、固めるならNd:YAG、目の奥ならAr、目の表面(角膜)ならArF。この4つでほぼカバーできます。
③ 出題される「誤りの組合せ」
| 誤った組合せ | 正しくは |
|---|
| CO₂レーザ ─ 鎮痛治療(2回出題) | CO₂は切開。鎮痛(疼痛治療)は半導体レーザなど低出力レーザ |
| CO₂レーザ ─ 網膜凝固/尿管結石破砕 | 網膜凝固はAr、結石破砕はHo:YAG |
| Arレーザ ─ 切開/近視治療/角膜形成術 | Arは網膜光凝固 |
| ArFエキシマレーザ ─ 網膜光凝固(2回出題) | ArFは角膜(近視矯正) |
| Nd:YAGレーザ ─ 疼痛治療 | Nd:YAGは凝固止血 |
| Dyeレーザ ─ 疼痛治療 | Dyeは光線力学療法・あざ治療 |
| He-Neレーザ ─ 凝固止血 | He-Neはガイド光 |
ArとArFの入れ替えが最頻出です。名前が似ていますが、
Ar=網膜(目の奥)/ArF=角膜(目の表面)。「F」が付くほうが表面、と覚えると混ざりません。
④ 媒質による分類
| 分類 | レーザー |
|---|
| 気体 | Ar/CO₂/ArFエキシマ/He-Ne |
| 固体 | Nd:YAG/Ho:YAG |
| 液体 | Dye(色素)レーザ |
| 半導体 | Ga-Al-As |
YAGと付いたら固体、エキシマは気体、色素(Dye)は液体。過去問では「Ho:YAG=液体」「Nd:YAG=気体」「ArFエキシマ=固体」が✕として出ました。
→ 過去問で確認する
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