生体適合性の要点

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柱は「材料側に起こる変化」と「生体側に起こる反応」の切り分けです。もう1問は用語の正誤で決まります。 → 生体適合性の過去問と解説

① 材料側の変化は「腐食」だけ(第30回午前88)

体内に植え込んだとき、材料そのものに起こる変化と、体のほうに起こる反応を分けます。
どちらに起こるか
材料側腐食
生体側肉芽形成/血小板活性化/補体活性化/がん化
迷ったときは「それは細胞がやっていることか、モノが劣化しているか」で判断します。肉芽形成も血小板活性化も補体活性化もがん化も、すべて体の細胞側の出来事——だから材料側は腐食が答えになります。

間違えやすいのは血小板活性化・補体活性化です。材料に接触して起きるので材料側と読みたくなりますが、活性化するのは血液成分=生体側です。

② 人工腎臓に再吸収機能はない(第31回午前89)

この問題で誤りだったのは1つだけです。

「人工腎臓には再吸収機能がある」は誤り——ダイアライザが行うのは拡散と濾過だけで、再吸収の機能はありません。本物の腎臓(尿細管)にはある機能を、人工腎臓は持っていない、という対比で押さえます。

残りは正しい選択肢としてそのまま覚えます。

生体適合性要件は材料によって異なる
EOG滅菌は耐熱性の低い材料に使われる
ニッケルなどアレルギー性元素を含む医用材料がある
生体吸収性材料は非吸収性材料に比べ耐久性が劣る

最後の1つは「吸収されるように作ってあるのだから、長持ちはしない」と理屈で結び付くので、逆向きで出されても判断できます。

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