血液浄化器
29-77 親水化剤としてポリビニルピロリドンを用いた透析膜はどれか。a.エチレンビニルアルコール共重合体
b.セルローストリアセテート
c.ポリエーテルスルフォン
d.ポリスルフォン
e.ポリメチルメタクリレート
1.a、b 2.a、e 3.b、c 4.c、d 5.d、e
a.エチレンビニルアルコール共重合体は使用しない
b.セルローストリアセテートは使用しない
c.ポリエーテルスルフォンは使用するPVPを使用するのはPESとPSと覚える
d.ポリスルフォンは使用する
e.ポリメチルメタクリレートは使用しない
正解4
29—75 ダイアライザで正しいのはどれか。
1.中空糸型では、透析液はハウジング(外筒)近傍ほど流れやすい。
2.ポリスルフォン膜は対称構造を示す。
3.血液と透析液とは同じ向きに流れる。
4.積層型ダイアライザが広く使用されている。
5.生体適合性が低い膜では補体の活性化などの生体反応が少ない。
1.中空糸型では、透析液はハウジング(外筒)近傍ほど流れやすいは正しい
2.ポリスルフォン膜は非対称構造を示す。
3.血液と透析液とは逆向きに流れる。
4.中空糸膜が広く使用されている。
5.生体適合性が低い膜では補体の活性化などの生体反応が大きい。生体適合性が高い膜は活性化が少ない。
正解1
30-76 親水化剤としてポリビニルピロリドン(PVP)を使用した透析膜はどれか。
a.エチレンビニルアルコール共重合体(EVAL)
b.ポリエステル系ポリマーアロイ(PEPA)
c.ポリエーテルスルフォン(PES)
d.ポリスルフォン(PS)
e.ポリメチルメタクリレート(PMMA)
1.a、b、c 2.a、b、e 3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e
a.EVAL膜はエチレンと酢酸ビニルをラジカル共重合後、酢酸を加水分解して水酸基に置換してるため親水性。エチレンは疎水性
b.使用
c.使用
d.使用
e.特殊膜。PEPA,PES,PSがPVP使用と覚える
正解4
30—76 血液透析を下記の条件で施行した。
血流量 200 mL/min
透析液流量 500 mL/min
ただし、除水は無視できるものとする。
このとき、
動脈側尿素窒素濃度 100 mg/dL
静脈側尿素窒素濃度 10 mg/dL
であった。 この透析器の尿素クリアランス[mL/min]はどれか。
1.140
2.160
3.180
4.200
5.220
正解3
32-75 血液濾過器のふるい係数について正しいのはどれか。
1.分子量が大きいほど大きな値をとる。
2.負の値をとることがある。
3.小分子蛋白では、治療中経時的に上昇する。
4.小分子蛋白では、血液系より水系の方が高い値を示す。
5.クリアランスと同じ次元をもつ。
1.分子量が大きいほど0に近づく
2.0~1の範囲
3.治療中経時的にファウリング(細孔閉鎖)が起こるので小分子タンパクのふるい係数は低下する
4.ファウリングが起こる
5.ふるい係数は無次元、クリアランスmL/min
正解4
32-76 市販されている成人用中空糸型ダイアライザの仕様として正しいのはどれか。
1.中空糸内径 300 μm
2.中空糸本数 1,500 本
3.膜 厚 150 μm
4.膜面積 1.8 m2
5.血液側プライミングボリューム 300 mL
1.中空糸内径 200 μm程度
2.中空糸本数 1万本
3.膜 厚 10~50 μm
4.膜面積は0.5~3.0 m2
5.血液側プライミングボリュームは最大でも150mL
正解4
33—76 ある血液透析器の水系溶質除去性能を調べるため、透析器血液流入側と流出側のクレアチニン濃度を測定したところ、それぞれ 10.0 および 1.0 mg/dL で あった。血流量、透析液流量、濾過流量がそれぞれ 250、500、 0 mL/min とする と、この血液透析器のクレアチニンクリアランス[mL/min]はどれか。
1.180
2.200
3.225
4.250
5.500
正解3
生体機能代行装置
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