IABP

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IABP

IABP療法とは


• IABPとは、intra-aortic balloon pumpingの略 で大動脈内バルーンパンピングという。
• バルーンカテーテルを患者の胸部下行大動脈に留置し、心臓の拍動に同期して30~40m lのバルーンを拡張、収縮させる事で心臓の 圧補助を行う補助循環装置である。
• 心筋への酸素供給を増加させ、心筋の酸素 消費量(需要)を減少させる効果がある。

IABPの原理


• 下行大動脈内にバルーンを留 置し、心電図や大動脈圧波形 に同期させヘリウムガスで心 臓の拡張期(diastole)にバ ルーンを膨張(inflation)させる。 これにより心蔵の拡張期圧が 上昇し、冠動脈血流が増加する。また、心臓の収縮期 (systole)にはバルーンを収縮 (deflation)させる。これにより 心室の後負荷が減少し、心筋酸素消費量を減少させる。

IABPの効果まとめ


1冠動脈血流量の増加
2平均動脈圧の上昇
3後負荷の軽減
4心仕事量の軽減
5心筋酸素消費量の減少 PCIトップページ MEトップページ

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