先天性心疾患

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臨床医学総論 4循環器系 2心臓病学 先天性心疾患について

先天性心疾患

29-13 先天性チアノーゼ心疾患として正しいのはどれか。
1.心房中隔欠損症
2.心室中隔欠損症
3.動脈管開存症
4.Fallot 四徴症
5.僧帽弁狭窄症

先天性心疾患:チアノーゼありorチアノーゼなし
先天性チアノーゼ心疾患:右心系の静脈血がシャントを介して左心系に流入し動脈血の酸素分圧が低下する
・チアノーぜあり(右左シャント):Fallot 四徴症
・チアノーゼなし(左右シャント):心房中隔欠損症、心室中隔欠損症
1.心房中隔欠損症は左右シャント
2.心室中隔欠損症は左右シャント
3.動脈管開存症は左右シャント。大動脈狭部と肺動脈分岐部の間にある胎生期の動脈管が残ったもので、動脈血の一部が肺動脈に流入する疾患
4.Fallot 四徴症は肺動脈狭窄、心室中隔欠損、大動脈騎乗、右室肥大の4つの特徴がみられることから四徴症と呼ばれる。右左シャントでチアノーゼが強くなる。大動脈騎乗:大動脈が左右の心室にまたがるように位置する
5.僧帽弁狭窄症は左房から左室への血流が障害される疾患
正解4


32-13 疾患と症状・身体所見の組合せで誤っているのはどれか。
1.僧帽弁狭窄症 バチ状指
2.心房中隔欠損症 II音固定性分裂
3.大動脈弁閉鎖不全症 大脈
4.大動脈弁狭窄症 狭心症
5.ファロー四徴症 蹲踞(そんきょ)


1.僧帽弁狭窄症は左房圧の上昇、肺高血圧、心拍出量心拍の低下。バチ状指は呼吸器疾患患者の所見で低酸素が原因。
2.心房中隔欠損症は先天性疾患の一つで左右シャントを生じる。 II音固定性分裂は正しい。
3.大動脈弁閉鎖不全症は拡張期に大動脈弁が閉鎖しない。 大脈(脈圧の増大)が生じる。
4.大動脈弁狭窄症は大動脈弁の狭窄。 狭心症が生じる。
5.ファロー四徴症は蹲踞は正しい。
正解1


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