陽電子断層法(PET)の要点

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問われるのはPETが何を検出しているかです。答えはβ線ではなくγ線——対消滅で生じるγ線をとらえています。 → 陽電子断層法(PET)の過去問と解説

① 誤りは検出する放射線(第29回午後32)

「β線を検出して画像化する」は誤りです。

PETで検出しているのは陽電子の対消滅で生じるγ線です。流れはこうなります。

投与した核種が陽電子を放出 → 陽電子が近くの電子と衝突(対消滅) → γ線が発生 → そのγ線を検出

つまり陽電子そのものを検出しているのではない——ここが最大の注意点です。陽電子はすぐ消えてしまい、代わりに出たγ線が体の外まで届くので、装置が拾えるのはγ線のほうになります。

② 正しい4つ

記述ポイント
加速器を用いて作った核種を生体に投与するサイクロトロンで製造する
FDG-PETによって糖代謝の高い組織が可視化されるがんの検出に使われる理由
陽電子は電子と同じ質量をもつ電荷だけが逆
陽電子は電子と衝突して消滅するこれが対消滅
陽電子は「電荷がプラスの電子」——質量は同じで電荷だけが逆という関係を押さえておくと、4番目の「同じ質量をもつ」も自信をもって正しいと判断できます。

FDG-PETが糖代謝を見ている点は、ブドウ糖に似た薬剤を使うからという理屈でつながります。

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