① PETCO₂の上げ下げ(最頻出)
PETCO₂(呼気終末二酸化炭素分圧)は、体で作ったCO₂が、血流で肺に運ばれ、呼気で吐き出されたもの。だからどの因子も「作る量(代謝)」「運ぶ量(肺血流)」「戻ってくるか(再呼吸)」のどれかに割り当てれば向きが分かります。| 低下させる | 理由 |
|---|---|
| 肺塞栓 | 血流が来ない(死腔換気が増える) |
| 循環血液量減少 | 肺血流の低下 |
| 低体温 | 代謝が落ちてCO₂を作らない |
| 上昇させる | 理由 |
|---|---|
| 振戦・シバリング・高体温 | 代謝亢進でCO₂を多く作る |
| 心拍出量増加 | 肺への運搬が増える |
| 閉塞性換気障害 | 吐き出せず溜まる |
| ソーダライムの消耗・劣化 | 吸収されないCO₂を再呼吸する |
② カプノグラムの波形異常は「原因とセット」で覚える
| 波形の異常 | 原因 |
|---|---|
| 立ち上がりがなだらか | 気道狭窄(呼出が妨げられる・第32回の正解) |
| 波形が出ない | 誤挿管(食道挿管)——CO₂を検出しない |
| 低値になる | 回路リーク |
| 途中で陥没する | 自発呼吸の混入 |
| ベースラインが0に戻らない | CO₂吸収剤の劣化(再呼吸) |
③ メインストリーム方式のカプノメータ
| 項目 | 正しい内容 | ◯✕ |
|---|---|---|
| 光源 | 赤外光 | 「赤色光」は✕(第33回の正解) |
| アダプタ | 死腔になる | ◯ |
| 応答速度 | サイドストリームより速い | ◯ |
| 誤差要因 | セルの汚れ・水滴 | ◯ |
| 用途 | ICUなどの長期人工呼吸管理 | ◯ |
④ グラフィックモニタで評価できるもの・できないもの
| 項目 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 気道抵抗 | できる | 圧・流量波形から計算できる |
| 胸郭肺コンプライアンス | できる | 圧・量波形から計算できる |
| カフリーク | できる | 吸気量と呼気量の差に出る |
| 機能的残気量(FRC) | できない | 吐き切った後に肺へ残る量は波形に出ない |
| 肺内シャント | できない | 血液の話。PaO₂の測定が必要 |
⑤ 静的コンプライアンスの式
静的コンプライアンス = 1回換気量 ÷(吸気終末ポーズ圧 − PEEP)第30回:500 ÷(20 − 5)≒ 33 mL/cmH₂O
分母は「プラトー圧からPEEPを引く」。PEEPを引き忘れると500÷20=25という選択肢がちゃんと用意されています。
→ 過去問で確認する
生体監視装置、測定機器の過去問と解説はこちら生体機能代行装置学
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