生体監視装置、測定機器の要点

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最頻出はPETCO₂の上げ下げ「作る・運ぶ・吐く」の3つで全部判断できます。あとはカプノメータと計算式1本。 → 生体監視装置、測定機器の過去問と解説

① PETCO₂の上げ下げ(最頻出)

PETCO₂(呼気終末二酸化炭素分圧)は、体で作ったCO₂が、血流で肺に運ばれ、呼気で吐き出されたもの。だからどの因子も「作る量(代謝)」「運ぶ量(肺血流)」「戻ってくるか(再呼吸)」のどれかに割り当てれば向きが分かります。
低下させる理由
肺塞栓血流が来ない(死腔換気が増える)
循環血液量減少肺血流の低下
低体温代謝が落ちてCO₂を作らない
上昇させる理由
振戦・シバリング・高体温代謝亢進でCO₂を多く作る
心拍出量増加肺への運搬が増える
閉塞性換気障害吐き出せず溜まる
ソーダライムの消耗・劣化吸収されないCO₂を再呼吸する
第29回・第31回とも、この表の割り当てだけで正解できます。

② カプノグラムの波形異常は「原因とセット」で覚える

波形の異常原因
立ち上がりがなだらか気道狭窄(呼出が妨げられる・第32回の正解)
波形が出ない誤挿管(食道挿管)——CO₂を検出しない
低値になる回路リーク
途中で陥没する自発呼吸の混入
ベースラインが0に戻らないCO₂吸収剤の劣化(再呼吸)

③ メインストリーム方式のカプノメータ

項目正しい内容◯✕
光源赤外光「赤色光」は✕(第33回の正解)
アダプタ死腔になる
応答速度サイドストリームより速い
誤差要因セルの汚れ・水滴
用途ICUなどの長期人工呼吸管理
CO₂は赤外線を吸収するから赤外光で測る——理屈ごと覚えれば「赤色光」に引っかかりません。

④ グラフィックモニタで評価できるもの・できないもの

項目評価理由
気道抵抗できる圧・流量波形から計算できる
胸郭肺コンプライアンスできる圧・量波形から計算できる
カフリークできる吸気量と呼気量の差に出る
機能的残気量(FRC)できない吐き切った後に肺へ残る量は波形に出ない
肺内シャントできない血液の話。PaO₂の測定が必要
判断基準:圧・流量・換気量の波形から計算できるものは見える。それ以外(肺に残った空気、血液のこと)は見えない。

⑤ 静的コンプライアンスの式

静的コンプライアンス = 1回換気量 ÷(吸気終末ポーズ圧 − PEEP)

第30回:500 ÷(20 − 5)≒ 33 mL/cmH₂O

分母は「プラトー圧からPEEPを引く」。PEEPを引き忘れると500÷20=25という選択肢がちゃんと用意されています。

→ 過去問で確認する

生体監視装置、測定機器の過去問と解説はこちら

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