血液ガスの計測
29—29 血液ガス計測について誤っている組合せはどれか。1.pH ガラス電極
2.酸素分圧 クラーク電極
3.二酸化炭素分圧 セバリングハウス電極
4.酸素飽和度 赤色光および赤外線の吸光度
5.経皮的二酸化炭素分圧 赤外線の吸光度
1.pH:ガラス電極 正しい。
2.酸素分圧:クラーク電極 正しい。
3.二酸化炭素分圧 :セバリングハウス電極 正しい。
4.酸素飽和度:赤色光および赤外線の吸光度 正しい。
5.経皮的二酸化炭素分圧はクラーク電極、セバリングハウス電極から構成される経皮電極を利用。
正解5
32-31 血中二酸化炭素分圧の測定に用いられるのはどれか。
1.セバリングハウス電極
2.サーモパイル
3.クラーク電極
4.ストレンゲージ
5.熱線型白金電極
1.セバリングハウス電極は電位差測定法により、PCO2を測定する電極である。測定電極としてpHガラス電極、比較電極には銀ー塩化銀電極、その他テフロン膜とスペーサから構成される。
2.サーモパイルは赤外線鼓膜体温計の熱型検出器などに用いられる。
3.クラーク電極は電流測定法により、PO2を測定する電極である。陰極に発禁電極、陽電極には銀ー塩化銀電極、リン酸緩衝液、酸素透過膜から構成されており、白金電極と銀ー塩化銀電極の間には0.6Vの電圧が印加されている。
4.ストレンゲージは観血式血圧計の圧力トランスデューサに用いられている。
5.熱線型白金電極は熱線型呼吸流量計の熱線定温度回路に用いられている。
正解1
33-30 血液ガス測定における pH 電極に用いられる測定法はどれか。
1.ポテンショメトリック法
2.アンペロメトリック法
3.ボルタンメトリック法
4.インピーダンス法
5.ポーラログラフィ法
1.ポテンショメトリック法 正しい。
2.アンペロメトリック法は電極物質の濃度変化を電流として検出する方式。(代表:クラーク電極)
3.ボルタンメトリック法 謝り。
4.インピーダンス法 謝り。
5.ポーラログラフィ法 謝り。
正解1
33—64 経皮的ガス分析装置について誤っているのはどれか。
1.酸素分圧測定は主に新生児領域で使用される。
2.酸素分圧測定には加温が必要である。
3.酸素電極はクラーク電極を応用したものである。
4.二酸化炭素電極はセバリングハウス電極を応用したものである。
5.二酸化炭素分圧測定には冷却が必要である。
1.酸素分圧測定は主に新生児領域で使用される。正しい。
2.酸素分圧測定には加温が必要である。正しい。
3.酸素電極はクラーク電極を応用したものである。正しい。
4.二酸化炭素電極はセバリングハウス電極を応用したものである。正しい。
5.二酸化炭素分圧測定には冷却ではなく、ヒータによる加温が必要。
正解5
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要点
生体計測装置学
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