① 役立つのは2つ(第29回午後20)
| 病態 | 診断に役立つか | 理由 |
|---|---|---|
| 低酸素血症 | 役立つ | SpO₂の低下で検出できる |
| 頻脈 | 役立つ | 脈拍数も表示される |
| 一酸化炭素中毒 | 役立たない | SpO₂が正常に近く表示され見逃しやすい |
| メトヘモグロビン血症 | 役立たない | SpO₂が約85%に固定され不正確 |
| アシドーシス | 役立たない | 血液ガス分析で評価する |
② 見逃す2つが最大の注意点
臨床的に重要なのは一酸化炭素中毒とメトヘモグロビン血症です。どちらも異常なヘモグロビンがあるのに、パルスオキシメータが正しく読めないという共通点があります。一酸化炭素中毒ではSpO₂が正常に近く出る——数値が正常だから安心してよい、とはならない典型例です。「SpO₂が正常でも低酸素でないとは言えない」という点が、この問題の核心になります。
メトヘモグロビン血症では約85%に固定される——実際の酸素化がどうであれ、その値から動かなくなります。数値が変化しないこと自体が異常のサインです。
アシドーシスは方向が違います。パルスオキシメータが見ているのは酸素飽和度だけで、pHや酸塩基平衡は測っていません。それを知りたいなら血液ガス分析——測っている対象そのものが違う、という理由で外れます。
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