① 手順は3つ(第30回午前55)
CMRR=80dBの差動増幅器に、振幅1mVの逆相信号を入れたら出力が1Vになった。このときの同相利得を求める問題です。手順1:差動利得を倍率で出す
Ad=1V ÷ 1mV=1000倍
手順2:dBに直す
1000倍は60dB(電圧比なので20×log₁₀1000=60)
手順3:引き算する
CMRR=Ad−Ac より Ac=Ad−CMRR=60−80=−20dB
答えは−20dBです。
② 押さえるのは「倍率とdBの対応」と「マイナスになること」
| 電圧の倍率 | dB |
|---|---|
| 10倍 | 20dB |
| 100倍 | 40dB |
| 1000倍 | 60dB |
| 10000倍 | 80dB |
間違えやすい点は2つあります。
1つは10倍ごとに20dB(電力なら10dB)の取り違えです。増幅器の入出力は電圧なので20を使います。
もう1つは答えがマイナスになることです。CMRRが差動利得より大きいのが良い増幅器なので、引き算の結果は自然にマイナスになります。「同相信号はむしろ減衰させている」——だからマイナスで正しい、と納得しておくと、選択肢のマイナス表示に迷いません。

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