透析の原理

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透析の原理

透析の原理


拡散:濃度差
濾過:圧力

溶質:砂糖
溶媒:水
溶液:砂糖水
拡散 diffusion
拡散:分子運動によって自然と広がることで、透析液中へ移動する現象
異なる濃度の溶質が混じり合う溶液を、半透膜を介して接触させると、半透膜の孔より小さい物質は、濃度の高い方から低い方へ均一になるまで移動しようとする

血液中の尿毒症物質(尿素窒素,クレアチニン,尿酸など)は膜孔を通るため、血液側から、透析液側へ移動する

赤血球や血球なのど血球成分やアルブミンやグロブリンなどの蛋白質は、孔より大きいので、血液側から透析液側へ移動しない
※拡散の規定因子 
1溶質の分子量
2溶質の濃度勾配
3膜の要素(厚さ、膜孔、面積)

※効率よい拡散が行われる条件
1溶質の分子量が小さく
2溶質の濃度差が大きい
3膜の表面積が大きく、膜抵抗が小さい
濾過 filtration
濾過:圧力をかけることで、透析液中へ透析膜の穴よりも小さい物質と水を移動させる現象

水を入れた容器を半透膜で仕切り、一方の水面に圧力をかけると、水の分子は半透膜の孔を通って、もう一方の水へ移動

血液側から透析膜に対して押す圧(陽圧),透析液側から引く圧(陰圧)となる限外濾過圧をかけることで、血液中の水分を透析液側へ移動させ、体内に溜まった余分な水分を除去
※濾過の規定因子 
1膜間圧力差(TMP)
2ふるい係数
3膜の性能(限外濾過率 : UFR)

※効率よい限外濾過が行われる条件
1TMPを高くする
2ふるい係数が大きい
3UFRの高い膜の使用

拡散濾過
ECUM×
HD×
HF×
HDF



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参考

https://www.jseptic.com/ce_material/update/ce_material_02.pdf

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