創傷治療の過程

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創傷治療の過程について

創傷治療の過程

28—10創傷治癒について正しいのはどれか。
1.手術で縫合された創の治癒形式は二次治癒と呼ぶ。
2.懐死した皮膚は出来るだけ温存する。
3.抗がん剤投与は創傷治癒を促進させる。
4.創面は乾燥させたほうが治癒しやすい。
5.血糖管理は不良な糖尿病患者では創傷治癒が遅延する。





1.手術で縫合された創の治癒形式は一次治癒と呼ぶ。
2.黒色痂皮(懐死組織)は除去する。
3.抗がん剤やステロイド薬は肉芽の活性化低下させ創傷治癒が遅延する。
4.創面の乾燥は治癒を遷延させる。湿潤環境を保持する。
5.血糖管理は不良な糖尿病患者では創傷治癒が遅延する。
正解5

29—10 創傷治癒について正しいのはどれか。
a.開放創は二次治癒となる。
b.肉芽組織は毛細血管が乏しい。
c.瘢痕形成後に肉芽組織が形成される。
d.低アルブミン血症では創傷治癒が遅延する。
e.清潔な湿潤環境は創傷治癒を促進する。
1.a、b、c 2.a、b、e  3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e


a.開放創のまま治癒させることを二次治癒という。壊死物質や感染物質などは排泄されやすくなるが、治癒までに時間を要する。まあ、瘢痕収縮や瘢痕性拘縮をきたす。
b.肉芽組織では血管内皮細胞が活性化され、多くの毛細血管が局所に構築される。
c.瘢痕組織は肉芽形成の後から形成される。
d.血清アルブミンの低下した状態では創傷治癒が遅延する。
e.清潔な湿潤環境は創傷治癒を促進する。は正しい。
正解3

31—10 創傷治癒の直接的な阻害因子はどれか。
a.腎不全
b.妊 娠
c.脂質異常症
d.低栄養
e.副腎皮質ステロイドの投与
1.a、b、c 2.a、b、e  3.a、d、e 4.b、c、d 5.c、d、e

正解3

32–10 創傷治癒の過程について正しいのはどれか。
1.成熟相(組織再構築期)は受傷直後〜 3 日間の時期でみられる。
2.増殖相には肉芽組織が形成される。
3.上皮細胞はコラーゲンを産生する。
4.線維芽細胞は分裂し扁平化しシート状に結合して創部を覆いつくす。
5.炎症相にはコラーゲン線維の再構築により瘢痕組織が形成される。


1.成熟相(組織再構築期)は受傷後数週間から数ヶ月におよび、コラーゲン繊維が変化し、瘢痕組織となる。
2.増殖相には肉芽組織が形成される。は正しい。
3.コラーゲンは線維芽細胞から分泌する。
4.修復過程で線維芽細胞は中心的な構成細胞であるが、散財性にみられる。
5.瘢痕組織が形成されるの成熟相である。
正解2


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