抗凝固薬の問題と解説

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抗凝固薬について紹介します。

抗凝固薬

30-78 作用発現にアンチトロンビンIIIの存在を必要とする抗凝固薬はどれか。
a.非分画ヘパリン
b.低分子量ヘパリン
c.メシル酸ナファモスタット
d.アルガトロバン
e.クエン酸ナトリウム
1.a、b 2.a、e 3.b、c 4.c、d 5.d、e

a.非分画ヘパリンは必要
b.低分子量ヘパリンは必要
c.メシル酸ナファモスタットは必要としない
d.アルガトロバンは必要としない
e.クエン酸ナトリウムは血液中のカルシウムイオン(IV因子)をキレートし、血中カルシウムイオン濃度を低下させ抗凝固作用を発揮する
正解1

32—77 血液透析において、出血性病変を有する患者にも使用可能な抗凝固薬はどれか。
a.ナファモスタットメシル酸塩
b.低分子量ヘパリン
c.未分画ヘパリン
d.アルガトロバン
e.ワルファリン
1.a、b 2.a、e 3.b、c 4.c、d 5.d、e


a.ナファモスタットメシル酸塩はAT-Ⅲを介さずⅡa、Xaに作用し血液凝固、血小板凝集を抑制。半減期5分程度で短く出血性合併症の患者に適応
b.低分子量ヘパリンはXaに作用し血液凝固を抑制。半減期はヘパリンよりも長いが、凝固時間延長作用はヘパリンよりも軽いため出血傾向の患者に適する
c.未分画ヘパリンは適さない
d.アルガトロバンは直接IIaに作用し凝固時間延長、半減期も30分程度と長く適さない
e.ワルファリンは経口凝固薬。ビタミンK依存性血液凝固因子(プロトロンビン)産生を抑制。出血傾向の患者には禁忌
正解1


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