起立性低血圧について
起立性低血圧
糖尿病患者では,血液透析終了直後に重篤な起立性低血圧を呈する場合があるため,起立時眩暈,意識消失などに注意する.
上記症状が頻発する患者では,血液透析終了後の立位血圧を測定することが望ましい.
対策として,透析終了後臥位からすぐに起立させず,一定時間座位を保った上で起立させることや, ドライウェイトの適切な設定,透析間の体重増加(食塩・水分摂取量)を極力抑える,透析方法の工夫(ECUM の併用あるいは HDF への変更),透析時間の延長などを試みる.
降圧薬使用患者では,透析日の減量あるいは中止,降圧薬種類の変更も検討する.
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