院内感染の要点

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柱は感染経路の仕分け標準予防策の2つ。まず「空気感染は結核・麻疹・水痘。N95もこの3つ」から覚えます。 → 院内感染の過去問と解説

① 感染経路の仕分け(最頻出)

経路病原体ポイント
空気感染結核・麻疹・水痘N95マスクが必要なのもこの3つ(第31回の正解)
飛沫感染インフルエンザN95は不要
接触感染緑膿菌・MRSA「MRSA肺炎にN95」は
血液媒介感染B型肝炎・C型肝炎・HIV(第30回の正解の組合せ)
経口感染A型肝炎・コレラ肝炎でもA型だけは経口
ひっかけの定番:「梅毒トレポネーマ=飛沫感染」は✕「リケッチア=空気感染」も✕(第33回)。空気感染は結核・麻疹・水痘の3つ以外に広げないのが鉄則です。

肝炎は「Aだけ口から、BとCは血液から」で仕分けます。

② 標準予防策(スタンダードプリコーション)の考え方

原則内容
対象は全患者(「感染のある患者のみ」は
感染性があるものとして扱う血液・体液・分泌物(唾液も含む)・排泄物・損傷皮膚・粘膜
唯一の例外汗は対象外(「汗は感染性があるものとして扱う」が誤り=第30回の正解)
着用基準手袋・マスク・ガウン等の着用基準を定めている

③ 場面ごとの具体行動

場面行動◯✕
粘膜・損傷皮膚に触れる/採血手袋(グローブ)を着用
血液・体液が飛散するおそれマスク+ゴーグル
排泄物を扱うビニールエプロン
分泌物が飛散する患者個室に収容
ガウン滅菌済みである必要はない
手指に目に見える汚染がない速乾式擦式アルコール製剤でよい
手袋を使えば手洗い不要?✕ 手袋を外した後も手指衛生は必要
使用済み注射針のリキャップ✕ 両手でもリキャップしない
✕になるのは「手袋があれば手洗い省略」と「リキャップ」の2つだけ。あとは「触れる場所に応じた防具」を選ぶだけです。

④ 針刺し事故——急いで予防内服するのはHIV

針刺し事故でできるだけ早く予防内服が必要なのはHIV感染症(第32回の正解)。ポリオ・インフルエンザ・サイトメガロ・ウイルス肝炎は予防内服の対象ではありません。

⑤ 院内感染の定義

入院前から感染していて、入院後に発症した場合は院内感染ではありません(第33回)。院内感染は入院後に病院内でもらった感染のこと。定義そのものが選択肢になります。

→ 過去問で確認する

院内感染の過去問と解説はこちら

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