血液の凝固と繊維素材溶解
28-5血栓形成を促進するのはどれか。a .血管内皮傷害
b .血流低下
c .線溶系亢進
d .貧血
e .血管透過性の亢進
1.a、b 2.a、e 3.b、c 4c、d 5.d、e
a .血管内皮傷害により血管内皮細胞がダメージを受けると血栓促進する。
b .血流低下は血小板凝固因子が亢進する。
c .線溶系亢進は凝固機能が抑制される。
d .貧血は関係ない。
e .血管透過性の亢進は関係ない。
正解1
28—7抗トロンビン作用による凝固防止剤はどれか。
1.EDTA
2.ヘパリン
3.ワルファリン
4.シュウ酸ナトリウム
5.クエン酸ナトリウム
1.EDTAは血液凝固の重要因子であるカルシウムイオンをキレートし、血液凝固抑制
2.ヘパリンはアンチトロンビンⅢを活性化させトロンビン作用抑制
3.ワルファリンはプロトロンビン生成に必要なビタミンK作用阻害
4.シュウ酸ナトリウムはカルシウムイオンをキレート
5.クエン酸ナトリウムはカルシウムイオンをキレート
正解2
32-—7 フィブリンを分解するのはどれか。
1.ヘパリン
2.トロンビン
3.カルシウム
4.プラスミン
5.ワルファリン
1.ヘパリンはアンチトロンビンⅢの活性化を通して凝固系を阻害する。
2.トロンビンは第XIII因子を活性化し、フィブリンをフィブリンポリマーにすることで血液凝固を行う。
3.カルシウムイオンは第VIIaが第X因子を活性化するために必要。
4.プラスミンはフィブリンを分解し凝固した血液を溶かす。
5.ワルファリンはビタミンKの作用を阻害することにより血液凝固を抑制。
正解4
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